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平成17年第5回定例会(第3号 9月14日)

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  1. 都城市議会 2005-09-14
    平成17年第5回定例会(第3号 9月14日)


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    平成17年第5回定例会(第3号 9月14日)   平成十七年第五回都城市議会定例会議事日程(第三号)                    九月十四日(水曜日)・・・・・・・・・午前十時開議 第一 一般質問 本日の会議に付した事件  日程 第一 一般質問 出席議員  永 井 弘 美 君   今 村 美 子 君  神 脇 清 照 君   森 重 政 名 君  立 野 和 男 君   本 田 和 夫 君  本仮屋   勉 君   杉 村 義 秀 君  竹之下 一 美 君   龍ノ平 義 博 君  蔵 屋   保 君   徳 留 八 郎 君  山 田 裕 一 君   福 留 一 郎 君  山 下 博 三 君   東 口 良 仲 君  大 浦   覚 君   本 郷 貞 雄 君  岩 切 正 一 君   内 村 仁 子 君
     益 留 道 雄 君   児 玉 優 一 君  下 山 隆 史 君   橋之口   明 君  黒 木 優 一 君   奥 野 琢 美 君  植 村 浩 三 君   来 住 一 人 君  永 山   透 君   藤 井 八十夫 君  西 川 洋 史 君 欠席議員  楡 田   勉 君 説明のための出席者  市長          長 峯   誠 君  助役          土 持 正 弘 君  総務部長        安 田 良 信 君  企画部長        亀 沢 幸 治 君  財務部長        前 田 四一郎 君  生活環境部長      松 元 清 光 君  健康福祉部長      横 山 成 保 君  産業部長        長谷川 慈 弘 君  土木部長        堀 川   渉 君  水道局長        日 高 邦 晴 君  合併対策事務局長    七 牟 純 一 君  大学設置推進事務局長  松 尾 久 丸 君  行政改革推進担当理事  三 角 光 洋 君  総務課長        高田橋 厚 男 君  財政課長        岩     透 君  教育委員会委員長    佐々木 鴻 昭 君  教育長         玉 利   譲 君  教育部長        今 村   昇 君  農業委員会会長     穂之上   満 君  選挙管理委員会委員長  宮 田 基 久 君  監査委員        吉 原 秀 治 君 事務局職員出席者  局長          中 間 俊 幸 君  議事担当副主幹     中 島 恵利子 君  次長          長 倉 重 久 君  議事担当副主幹     永 盛 譲 治 君  補佐兼総務担当主幹   元 明   晃 君  議事担当副主幹     藤   雄 三 君  議事担当主幹      稲 吉   稔 君 =開議 十時〇〇分= ○議 長(藤井八十夫君) おはようございます。ただいまの出席議員は定足数に達しております。  これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、お手元に配付いたしております議事日程第三号によって進めることにいたします。  暑い方は、適宜上着をおとりください。 ◎日程第一 一般質問 ○議 長(藤井八十夫君) 日程第一 「一般質問」を昨日に引き続き行います。  まず、西川洋史議員の発言を許します。 ○(西川洋史君) (登壇)おはようございます。  先の台風十四号で被災されました皆様に、心からお見舞い申し上げます。  それでは、通告に従いまして御質問いたします。  中心市街地の中央東部区画整理事業が終了いたしましたけれども、西部の部分がいまだに取り残された状態になっております。  今回特にお聞きしたいのは、県道御池・都城線の鹿児島銀行北西地区の区間のことですが、郵便局の北側、市道は、幅二十メートルの立派な道路が既に完成しているのに、対面する西側の県道部分の道路が非常に狭く、車の往来が激しい場所でもあります。その上、交差点の見通しが悪く、車のみならず、自転車や歩行する交通弱者など、事故に遭遇してもおかしくない危険な区間であります。  そこで、土木部長にお尋ねします。県の調査費がついたということですが、現在どのような調査が行われているのか。また、その調査はいつごろまでなのか、御答弁をお願いいたします。  なお、今回の大学問題のことでは、特別委員会の副委員長として、委員長、議長それに議会事務局の二名、合わせて五名で東京へ調査に出向き、いろんな事実を確認してまいりました。調査内容は委員長報告でありましたが、きのうの今村、山田両議員とダブらないように、この件につきましては、自席から私なりに、疑問に感じたものを質問させていただきます。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) (登壇)おはようございます。  それでは西川議員の質問にお答えをいたします。  この路線につきましては、長年の懸案事項であったところでございます。議員の方から指摘がありましたとおり、大変狭い道路でありまして、市の方からも再三、地元も一緒に要望を重ねておったところでございます。  それで、調査費決定後の調査内容についてということでございます。調査費につきましては、宮崎県の平成十七年度予算として、確保していただいたところでございます。その後、本年六月には、地権者に対する説明会が終わったところでございます。近々、平面測量を完了するというふうに聞いているところでございます。  以上でございます。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 調査の中身につきまして理解できました。  ところで、調査が終了した後のことですが、次の段階の作業はどのようになるのか、お聞かせください。お願いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) それでは、お答えいたします。  調査後の次の作業についてということでございます。  県の方では、この路線につきましては、都市計画道路としての位置づけを考えていらっしゃるということでございまして、そのようなことで、早期の都市計画決定に向けまして、道路設計を実施するというふうに聞いております。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) ありがとうございます。  当県道は先ほど述べたとおり、中央東部区画整理事業区域の中央東通線と接続され、中心市街地へのアクセス道路として、その効果が期待できる道路網であります。しかしながら、拡幅計画が遅れているため、周辺市街地の活性化にも支障を来していると思うが、市として今後どのような形で拡幅の早期実現に向け、県当局に働きかけを行っていくのか。またさらには、県道と関連する北西部地域の整備は、今後どのような形で進めていくのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) それでは、お答えいたします。  まず、都市計画決定後の作業ということで説明いたしますと、一般的なことでいいますと、都市計画決定と事業化に向けましたさまざまな手続を行い、事業費を確保した上で、関係機関との協議、それから調整を行った後、詳細設計に入るというような県の考え方でございます。また、事業認可を受けまして、当然、用地交渉、用地買収、移転補償それから改良工事という作業の流れになるというふうに聞いております。  それから、市の方はどういうふうな要望を行うかというようなことでございます。  拡幅計画の早期実現ということもありまして、現在、国道十号より大王通線までの区間、約四百メートルを対象として調査がされております。市としましては、特に幅の狭い鹿児島銀行都城支店から西側の方に約百メートルの区間についての、早急な整備を宮崎県に今、要望をいたしているということでございます。  それから次に、県道と関連する北西部地域の整備ということでございました。  本年度新規採択されました、まちづくり交付金事業によりまして、整備を考えております。今後、地元の方々と、十分な意見交換を行いながら、平成二十一年度完成を目標に、周辺市道の整備を進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 平成二十一年度完成を目標にしてやっていくということで、できるだけ少しでも早く実現するよう、さらなる努力をお願いしたいものでございます。  次に、大学問題ですが、今回のこの一連の出来事が、今後さまざまな波紋を起こし、庁内の各部門に悪影響を与えなければよいがなあ、と心配しているところでございます。  交渉相手がどこであろうと、約五カ月間の間、事務レベルの協議を行わせていながら、担当の市職員や徳洲会並びにコンサルをその気にさせておいて、三者に理由も述べず、上りきってもいないところで、はしごを外すという、このような行為を行政管理者である市長は平然とやってのけたわけです。私には到底、理解ができません。  これまでに、市、行政では幾つもの重要課題を抱え、そのたびに職員は前向きに、市民のために真剣に取り組んでいる姿を見受けてきました。しかし、今回のことは単にこの大学設置推進事務局だけの問題で済まされるものではないと思います。信頼する上司の命令どおりに進めた仕事が、何の理由も告げられず中止されたのですからたまりません。今後このようなことが各部署で起こり得るかもしれない、という不安感から、今まで信頼していた職員同士の間さえ不信感を招くことになりかねないし、不安を抱えながら仕事をする職員は熱意をなくすはずです。これでは、職員の士気は高まりません。  白紙撤回というこのような大事な結論を携えさせ、よくも平気で担当職員三名だけで意味不明な断りの旅に行かせたものだと思いますが。大きな仕事を間もなく達成できるものと確信していた担当職員は、道中生きた心地はしなかったことでしょう。長年の役所勤めで、だれも経験しなかったことのないつらいつらい旅だったと私は感じます。  一般的な常識で考えても、親が決定を下したことを、途中でわけもなく取りやめろと言い、いやなしりぬぐいを子供に押しつけるなど、言語道断だと思います。本来ならば決断を下した市長御自身が行くべきだが、市長が公務で忙しかったのでしょう。白紙撤回が市長の政治的な決断ということならば、助役、あなたが市長の名代として先頭に立ち、担当職員とともに東京の徳洲会本部へ行くべきだったはず。行けなかったのか、行かなかったのか。それなりのわけがあったのでしょう。その理由を申しわけないけど助役、話していただきたいと思います。 ○議 長(藤井八十夫君) 助役。 ○助 役(土持正弘君) ただいま、西川議員の方から、徳洲会の方になぜ助役が行かなかったのかという御質問でございます。  その前に、西川議員の方から今、突然市長の方ではしごを外したというような表現がございましたけども、事務局の方から最終的に五月十九日の徳洲会との協議結果の報告をいただいたのが、五月二十三日であったわけですけれども、そのときにですね、事務的にある程度詰まってきて、今後のスケジュールというものが徳洲会との間で合意をされておったわけですが、私どもが見たときに、そのスケジュール自体がちょっときついんではないかということで、六月九日を目標にするんじゃなくてもう少しペースダウンしなさいということを、私は事務局の方に申し上げたわけですが、これはもう徳洲会とある程度詰まったスケジュールなので、そのスケジュールの変更はできないというようなお話がございまして、それでは最終的に二十三日、その十九日までの協議結果を受けまして、市長の方に、そのとき企画部長、私、それから大学設置推進事務局長、職員も含めまして同席をしておったわけですが、今後徳洲会の方と本格的に交渉に入るのかどうか、について市長の最終的な決断をお願いしますと、判断をお願いしますと、いうことになったわけです。それを踏まえて市長が、最終的な政治判断をしたということでございます。  ですから、そのことにつきましては、当初徳洲会の方から話があった時点から、いろんな徳洲会を取り巻く環境についてのいろんな心配・疑問点、こういったものにつきましては、事務局の方にもちゃんとおりておりますし、そういうことが最終的にこの問題の決着といいますか、この問題を左右するのではないかという考えは、それぞれ事務局も持っていたというふうに考えております。  ただ、西川議員がおっしゃいましたように、最終的に本格的な交渉に入る前にお断りをするという段階で、なぜ助役が行かなかったかということですが、それにつきましては、ですからそういう短いスケジュールの中で、もう翌日には徳洲会の方からお見えになる予定だということもございましたので、これまで交渉といいますか、徳洲会の方と一番お話をしてこられました事務局の局長に行っていただいて、そこを説明していただく方が一番ベターだというふうに判断をしたところでございます。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) お聞きしたことに答えていただきたいのですけれども、政治的な決断で白紙にしたということでございますので、市長が忙しかったら、やはり助役が、担当職員がやっていた仕事だからということじゃなくて、やはり助役が、もし時間があれば、体があいていれば、一緒に行っていただけばありがたいなと。やはり助役、申しわけないけれども、都城の人になっていただきたいと思います。少しきついかもしれませんけれども、よろしくお願いします。  大学設置推進室事務局長に、事実確認をいたします。
     今回の誘致に関しては、交渉相手が徳洲会とわかった上で、協議開始の指示が市長よりあったはずです。また、基本合意に達したのは五月十九日で、間違いありませんね。ちゃんと答えてください。 ○議 長(藤井八十夫君) 大学設置推進事務局長。 ○大学設置推進事務局長(松尾久丸君) はい、今おっしゃったとおりです。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 基本合意に達したのが五月十九日ということで、間違いないということでございます。  市長は、決め打ちが得策でないと発言されておりますが、事務局のところでは、並行してほかの事務レベルの交渉を進めていた相手があったのでしょうか。  市の最重要課題である大学設置の交渉について、並行して複数の相手と交渉するのは、それぞれの交渉相手にとって大変失礼なことである、と私は思います。  局長、今年に入ってからの事務レベルでの交渉相手は、徳洲会のみですね。 ○議 長(藤井八十夫君) 大学設置推進事務局長。 ○大学設置推進事務局長(松尾久丸君) 御提案をいただいたのはいろいろございますけれども、具体的に大学誘致について交渉を進めてまいりましたのは、徳洲会だけでございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 事務レベルというか具体的に交渉を進めてきたのは、徳洲会のみということでございます。これからして、市長の言われる、それこそ決め打ちは得策でない、そうしたらやはり、どこか並行して市長も出してくるのか、自分で持ってなくてですね、すればよかったんだがなと思いますけれども、徳洲会がただ一つ、せめて五月二十四日までは徳洲会ただ一つだったということです。それに間違いないという確認をいたしました。  今回の調査で判明しましたが、市長は三月半ばに徳洲会と公私協力の大学設立のために協議開始の指示を出されております。それを受け、徳洲会東京本部では都城に大学で進出するための大学担当部門が、四月二日付で正式に開設したようです。特別委員会の調査結果からして、市の積極的な誘致があったことは明白であり、その協議のおのおのの段階においては、常に市長への報告があり、そして次なる交渉への指示があったということがうかがわれます。でなければ、市から大学構想プランを提示して、具体的な要望をするわけがありません。徳洲会誘致にかける市長の強い意思があり、徳洲会側もぜひ都城市に進出したいという強い意思があったからこそ、五月十九日には、基本的な合意に達したということでしょう。それで間違いないでしょうね、局長。 ○議 長(藤井八十夫君) 大学設置推進事務局長。 ○大学設置推進事務局長(松尾久丸君) 具体的な交渉の流れとしては、今、西川議員が言われたとおりでございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 企画部長にお尋ねします。最重要課題である大学問題が、この五カ月間の間、毎月一回行われる市の最高幹部で構成する庁議に諮られましたか。 ○議 長(藤井八十夫君) 企画部長。 ○企画部長(亀沢幸治君) 徳洲会問題について庁議に諮られたかどうかということでございますが、庁議に諮られた事実はこれまでございません。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 市の最重要課題、いろんな場面で庁議がある場合には、多分出てくるはずですけれども、五カ月間の間、何もないというのも少し不思議に思うわけでございますけれども、それはそれとして次にいきたいと思います。  徳洲会では毎月一回、東京で開催される四役会、これは全国各地から二百名以上の理事が出席する会議だそうです。その理事の大半が医者であり、徳洲会の頭脳であり、最高意思決定機関でもあるとお聞きしております。その二百名以上の優秀な人を前にして、市長、あなたの部下たちといいましょうか、コンサルの方も奉仕でありましたけど、ボランティアで参加されておりますが、あなたの指示どおり、都城市に大学の誘致を決定していただくために、また都城のよさを売り込むために、プレゼンテーションに臨み、説明者として大役を果たし、徳洲会のその組織を動かしたわけですよ。指示どおりに職務を果たした彼らは褒められてしかるべきです。  それにしても、都城市側ときたら、市長の指示で三月の半ばには事務レベルの協議が正式に決っているのに、大学誘致のことは市の最重要課題でもあるにもかかわらず、優秀な部長が一堂に会する庁議に一度も諮らない。こんなに粗末に扱われているとは驚きました。  ところで、昨日の市長の答弁を聞いて疑問が残ることがありますので、市長にお尋ねします。  議会への情報開示の件についてでありますが、前市長と同じで従来どおり交渉していることは公表できないという答弁がありました。当然、相手方から断られた場合、相手の立場もあることだし、公表できるものではありません。しかし、今回のように相手方と協議を深め、基本的合意を得たにもかかわらず、お断りした例が過去にも、今回のように市から断った事例があったでしょうか。市長、今まで過去にそのような都城市側からお断りしたというのが、大学についてあったでしょうか。お答えください。 ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) お答えいたします。  ちょっと通告になかったものですから、詳細には承知をいたしておりませんが、市側から非常に消極的な姿勢で対応したという事例はございます。正式にお断りしたかどうかっていうのは、ちょっと当時の資料をしっかりと精査しないとお答えできません。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 過去のことを取り出して大変申しわけないんですけれども、前の市長の時代から情報開示の件については、いろいろと協議がなされてきましたが、前と従来どおり変わらないということでしたら、前のデータも一つ調べてみる必要があると思います。  それから、昨日の今村美子議員の質問に対して、九九%成立していたとは認識していないという答弁でございました。確かに、協定を結ぶという段階ではなかったが、市から誘致を積極的に要望した事実は明白であります。相手方も機関決定して基本合意に達した。その段階では一〇〇%合意していたということではなかろうかと、合意という点では一〇〇%合意されていた。  市長、あなたは十三万市民を代表する立場であります。市民の目線で、しがらみのない市政の運営を約束されましたよね。昨日の質問や答弁を聞いている限り、白紙撤回の理由の裏に医師会が見え隠れしてなりません。医師会の話も聞いていただきたい、と今になって再三述べられているが、これはおかしな話であります。全員協議会でも、特別委員会においても、大学問題については医師会側には一切相談していないと答弁していながら、今や、医師会と話をしていただければおわかりになるはず、と言われ、白紙撤回の政治的決断をさせたのは、あたかも医師会のだれかだと言わんばかりに聞こえてなりません。名前は出さなくとも、個人的な話を議会に持ち出されて、医師会の関係者は迷惑なことだと思われるはずです。  ところで、大学設置推進事務局長、白紙撤回後、現在に至るまでのこの三カ月半の間、市長から大学設立について具体的な交渉相手の紹介もしくは提示が示されましたか。お答えを、お願いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 大学設置推進事務局長。 ○大学設置推進事務局長(松尾久丸君) 現在のところはまだ、具体的な指示はいただいておりません。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 質問をあちこち振りまして申しわけないとは思っていますが、大事な点ですので確認をしておるところでございますので、御理解いただきたいと思います。  ところで、市長、現在もオファーが複数あると言われましたが、どの段階まできているのか、市長はその相手に伺ったりしたり、協議をしたりしておられるのかお伺いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) お答えいたします。  交渉の具体的な中身については申し上げられませんけれども、仲介の労をとっていただいてる方のお骨折りをいただきながら、私も積極的に話を前向きに進めたいということで、努力をいたしております。  今回、衆議院選挙等入りましてですね、ちょっとドタバタしましたもので、少し遅れている部分もありますが、なるべく早い時期にそういったものの話をまとめ、まとめというか取っかかりをつくりまして、事務局の方で具体的な検討に入りたいと思っております。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 何かあるようなことでありますけど、私としては、私一人かもしれませんけど、大学設置推進事務局があるのに、市長の方が話をしている相手がいるということでございますけど、少しおかしいなと。やはり三カ月半です、白紙撤回からですね。大学設置推進事務局のメンバーも、大変な思いをして今日まで来てると思います。一刻も早く、そのオファーが来てるところがあれば、市長は大学設置推進事務局の方に早めに出した方がいいと思います。もう三カ月過ぎているんですよ。白紙撤回の後に、もう次の日でも結構です、出すのが当然だったと思うんですけど、遅いですよ。ですから、こういうふうに誤解されてくるんです。  それでは、もう一つお答えいただきます。特別委員会の総意が再考すべしということは、市長も聞いておられると思います。このことについて、きのうの答弁で、この要望を重く受けとめているという御答弁でした。本当に重く受けとめていらっしゃるんでしょうか。お尋ねします。 ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) そのとおりでございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 徳洲会と日本医師会とのあつれきに関し、この都城に大学を設置することに対し、日本医師会はいかなる理由をもってそれを阻止するというのか、阻止ができるというのか。そのことを市民の代表である市長として、直接日本医師会に出向き、確認したのか。また、そうした日本医師会の阻止が、文部科学省の大学設置認可申請にどう関係してくるのか、国の認可の審査基準のどこに抵触する問題なのか、明らかにしていただきたい。  自民党と自由連合にしても、しかりであります。  市長、この件について何かお答えがございますか。 ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) お答えいたします。  対立構図がある。そういう中でさまざまな政治的な圧力がかかってくる可能性があるということを、今回の判断の理由として述べております。それは具体的にどういうことかというふうに言われますと、あくまで可能性の問題ですので、逐一取り上げて申し上げることはできませんけれども、その可能性を非常に強く感じているというところでございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 予測とか、可能性とか、そういう判断で、都城市のトップがですね、物事を、市民のためにならないかもしれない、なるかもしれない、そういったことを、可能性とか予測で判断してもらっては困ると思う。  正直言いまして、市長の横や後ろの方にはすばらしい側近がいます。この方たちを信用しないで、市長は都城市の仕事ができると思っているんですか。私は、そうじゃないと思う。前の市長さんのときからのメンバーであるのはわかりますけど、もう選挙は終わったんです。もうそういうものを取っ払って、皆、一生懸命若い市長を支えようとしているんです。私は、そういうのが耳に聞こえてきます。市長がいこじになればなるほど、変な形になって、市役所が停滞する、市役所の機能が停滞するのじゃなくて、市役所の機能がぐちゃぐちゃになってくるんです。そういうことを、私は、市長に厳しく申し述べたいと思います。  きのうから、日本医師会とか、市郡医師会とかですね、話が出てきますが、やはり、市長の一番の側近は、市の職員です。あなたは若くてもおやじです。みんなついてくるんです。ですから、信頼して仕事をやっていただきたいと思います。  今回のこのことは、病院を建設しようとしているのではない、大学だ、それも市民が熱望している問題であり、地域活性化に欠かせない施策であることを考えたときに、病院と大学を混同している。大学問題として説明すべきである。大学設立のために、前向きに動いていただいた多くの関係者に、多大な御迷惑をかけたのは事実であります。議会や市民に対してきちんと納得のいく説明ができないのなら、再考すべきです。  白紙にする決断ができたなら、再考する決断もできるはずです。あなたならできます。いろんな問題や壁があるかもしれないが、その先頭に立って市長は動くべきであるし、議会も両輪となってそれを推進していく。市民の力と知恵も結集していく。これをもってすれば、いかなる国難も克服できるのではないか。再考に当たって、新たな要素が解消される確証がない限り、というのではなく、解消していく強い意志と、大学誘致に対する強い信念を示していただきたい。  大学問題については、以上で終わります。  次に、都城島津家史料についてお尋ねします。  昨年、島津家より都城市に、古文書、古記録、美術工芸品など一万点の寄贈がありました。史料の展示によって広く公開するのは当然のことです。都城島津家史料は、市民にとってかけがえのない文化財であります。早鈴町にあります島津家屋敷は、島津家史料を長年にわたり保存してきた場所であります。また、今では見られなくなった昭和初期の建物としても貴重であり、昭和四十八年には天皇が御宿泊された由緒あるところでもあります。  そこでお尋ねします。島津家屋敷の整備活用をする必要があると思いますが、市長のお考えをお聞かせください。 ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) お答えいたします。  都城市は、中世以来の長きにわたり、島津家とは密接なかかわりを持っておりまして、現在、当地域の行政社会の枠組みは、今日まで島津の影響を色濃く受けてきておるわけであります。したがいまして、都城島津家の島津邸は史料も含めまして、私たちの文化や歴史そして当時の武家文化を知る上で、必要不可欠な文化財であるというふうに認識をいたしております。  また、都城地域の文化醸成のための根幹として位置づけることができます。  こうした、邸宅や史料の保存活用は、地域の顔として、全国へ向けて都城の個性をアピールすることにもつながるのではなかろうかというふうにも思われます。  さらに島津家におかれましては、都城にあってこそ意味のある重要な文化財であるという認識を持っていらっしゃいまして、さらに市へ提供して、今後の地域の発展に大いに活用してほしいとの意思をお持ちでございます。  こうしたお気持ちは本市にとりましては大変ありがたいことでございまして、また市としても、歴史文化の拠点としての重要な場所であるという立場から、市民の財産として整備活用を図っていけるように、方策を検討しているところでございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 島津家に対しまして、前向きな御答弁ありがとうございます。  先ほどから、いろいろとるる御質問してまいりましたが、やはりある程度話を先にしていれば、市長はすらすらっとお答えになりますね。この大学の問題ですよ、先ほど少しずつしかお答えになりません。きのうはあんなにしゃべられたのに、お答えされたのに、きょうは口数が少なく、だれからか言われたのかなあと思いまして。  私は、だいぶん時間が余りました。もう一回大学問題をやっていきたいと思いますけど、いかがでしょうかね。先ほど途中で、しり切れトンボになりましたので、もう一回私の話の方も再考してまいります。  どこからいきましょうかね。それこそ、先ほど最後のところでですね、言いたい放題のことを私は言いました。時間がだいぶんたっております。市長の頭の中でもいろんな思いがあるでしょう。ですから市長が私に反論するんじゃなくて、前向きな答えで、市民に向けてのメッセージを送っていただきたいと思うんです。  先ほど最後のところで触れましたが、いろんな問題や壁があるかもしれないが、その先頭に立って市長が動くべきであるし、そして議会も両輪となってそれを推進していく。市民の力と知恵も結集していく。これをもってすれば、いかなる国難も克服できるのではないか。再考に当たって、新たな要素が解消される確証がない限り、というのではなく、解消していく強い意志と、大学誘致に対する強い信念を示していただきたい、と私は言いました。市長、どうですか。強い信念を持っていただいて、議会も両輪となって一緒に動きますけど、いかがでしょか。 ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) お答えをさせていただきたいと思います。  まずですね、先ほどから出ております職員の労をむだにしたのではないかというような御指摘でございます。これにつきましては、そういった側面はあるかと思います。またほかにもですね、職員が積み上げてきたもの、課長、部長と決裁をとって上がってきたものを、最後の判断のところで、この事業はやらないという決断を下す、まあ予算査定等ではよくあることなんですが、まあそういうこともございます。そういったときには、本当に現場の職員の方々の苦労というものを無にしてしまうわけですから、非常に断腸の思いではございます。  しかしながら、そういう中でも、風通しのいい組織をつくりまして、職員一丸となって市政に取り組めるような市役所にしたいというふうに、私は常々思っております。  実際、メールで職員の方々とやりとりをすることもあるんですが、たまには非常に耳の痛い苦情のメールなども実名でいただいたりします。そういったことも、非常にいいことだと私は思っておりますので、本当にそういう活発に上に対して物が言えるような組織にしていきたいと、今後とも努力をしていきたいと思っております。  それから、御質問にありました大学誘致への決意ということでございますけれども、本当に大学を一日でも早く誘致したいという思いは、私はだれよりも強いと自負をいたしております。  特に大学のありました地域は、私の生活圏といいますか、地元といいますか、地域でございまして、本当に大学の活況を目の当たりにして、そしてその後の衰退をも目の当たりにしてきた一人でございます。ですから、何とか大学を誘致したいという思いはございます。  ただし、産経大学を誘致したときよりも、やはり都城側が設定するハードルは高くなってるというのは、これは残念ながら事実でございます。産経大学を誘致したときには、まだ九電の株も保有をいたしておりました。当時からすると財政状況はかなり悪化をいたしております。さらに、二度目でございますので、もう十年とか十五年で撤退するというような過ちは絶対に許されません。ですから、私どもはなおなお慎重になってしまうところもございます。  そしてさらに、少子化、人口減少の中でですね、本当に二十年、三十年、きちんと地域に根ざして、地域で運営がし続けていける持続可能な大学であるか、というところを見ていくという意味では、ハードルは高くなっているという御認識をいただきたいというふうに思います。  しかしながら、大学を誘致したいという思いは全く変わっておりませんので、精いっぱい努力をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。 ○(西川洋史君) 市長らしくすらすらっといきましたので、安心しました。きのうの山田議員とのバトルで、私はすっかり気落ちしているんじゃなかろうかなと思っておりましたけれども、安心しました。  市民のトップでございます。後ろに優秀な職員を控えています。どうか、この大学がですね、別なとか言わずにですね、まだ協議の最中です。それは一応白紙に撤回されましたけど、これを再協議して、最後まで行って、どうしても譲れない線があったときに、断ってもおかしくないです。再考するのは、私は、今の徳洲会でも構わないと思います。大学でございますので。  それで、最終的に、だめなときには、だめというはっきりした理由をおっしゃって、そして相手方にも納得していただいて、白紙にするということだったら、私は構わないと思いますけれども。  平成十九年の四月、開校、開学ということになると、もう幾ら技術的に、幾ら考えても、もう遅いんじゃなかろうかと。今まで話してきたこのお話をですね、もう一回同じ土俵に上げて、またやっていただければいいがなと、私は感じるところです。  どうか、市長の決断を、白紙にしたときの決断をですね、また再考する決断も同じです。市長自身の力で、そこはできるんです。どうかその辺を考え、改めましてお願いしたいと思います。  議会も両輪になっていきます。みんな仲間がたくさん増えます。市長を取り巻く人たちが、一部の人であれば、なおしがらみのある政治を行っていかなきゃならないと。大衆を味方につけた方が私は得策だと思います。  時間がだいぶん余りましたけど、これで私の質問を終わります。 ○議 長(藤井八十夫君) 以上で、西川洋史議員の発言を終わります。  十分程度休憩いたします。 =休憩 十時四十五分= =開議 十時五十五分=
    ○議 長(藤井八十夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、益留道雄議員の発言を許します。 ○(益留道雄君) (登壇)皆さん、こんにちは。台風十四号で、かなり被害なり死亡者を出しましたが、大変なときでありましたけれども、きょうは、秋晴れの、いい天気であります。張り切って質問をいたします。よろしく、部長たちにまずお願いを申し上げておきます。  まず、先ほどちょっと申し上げましたように、私も台風十四号による被害に対しまして、お見舞いを申し上げます。また、尊い命を亡くされた方々に、心からお悔やみを申し上げます。遺族、親族の方は、頑張っていただきたいというふうに、まずもって申し上げておきます。  それでは、通告に基づきまして、お願いを申し上げますが、今回は、四点ほどお願いをしたいというふうに思っております。  まず初めに、都城市の一斉清掃、これがうまくいっているのかどうか、という質問がかなり私の方に寄せられております。議員の皆さん方にも寄せられておると思いますけども、その点について私は質問をしたいというふうに、まずもって申し上げて、質問に入ります。  これは、生活環境部長に伺いますが、都城市内の一斉清掃はですね、自治公民館別にお願いがしてあるわけでございますが、その成果を公民館ごとに、いわゆる達成率をお伺いいたします。  一斉清掃は年間、夏と秋の二回に分けて実施されますが、その実施率を自治公民館別に、おわかりであれば、通告をしておりますので、わかる範囲内でお願いしたい。  と申しますのは、地区によってかなり清掃の差があるようでございます。例えば庄内で申し上げますと、庄内は、川崎、関之尾、こういったところは非常に清掃範囲が広いわけですね。したがいまして、農家の方は、農機具を持って一日中、あるいは済まないところは二日にかけてやっておられます。ところがですね、いろいろ皆さん方知っておられると思いますが、くどいことは申し上げませんけども、せんだって、久しぶりに私は繁華街に出ました。そして、一杯飲んでいろいろと今回の一般質問の清掃のことも考えておりましたので、見てみますとですね、それは荒れ放題。といいますのは、草は刈っていない、ほうきの目も通っていない、そういった姿が目に映ったわけですね。そういったことで、できればその清掃の度合いも公民館ごとにお伺いをしたいというふうに思っております。  それから、市道、県道の改良についてお願いを申し上げます。  これは土木部長にお伺いしますが、まず市道の菓子野町の今屋から横市町の今房までの、これは市道ですけれども、農道を兼務いたしております。  この道路は非常に交通量が多いんですね。もう朝夕は特に多い。そういった中で、小学生、中学生も通っております。そしてさらに、農道兼務でございますから、農家のトラクターが行き来するわけですね。すると思うように走れないというネックを持っておりますが、簡単に進めていきますと、目前に控えております合併ですね。合併を控えております。  そうしますと、高崎、山田の町民も、ここを通って市役所に行くであろうというふうに思っております。そうなりますと、かなりの交通量となるわけですね。そうしますと、高崎、山田の町民は、これは合併して悪かったなと、市役所は今のこの市役所を予定されておりますが、これはどうしても市役所を移転してもらわないかんというのが、必ず出てくると思う。ですから、そうならないうちに、合併第一号の市道改良として、お願いしたいというふうに強く申し上げておきます。  それから、県道につきましては、県道の霧島公園線の関之尾に行く交差点。ここは四差路か五差路になっておりますが、ここを見ておりますと、観光バスなり普通乗用車が、非常に思うように左折ができないという状況があります。ところがですね、これは拡張しようと思えば、あそこには余地があるんですね。余地がありますので、県の土木部あたりとかけ合いをしていただいて、早急な改良をしていただきたい。でないと、都城市の一番の観光地がですね、これは非常に寂しく思われて仕方がありません。観光浮揚のためにも、よろしくこのことも改良をお願いしたい。  それからもう一つの県道は、牧ノ原からずっと庄内に下りてきますと、あそこに川崎、関之尾に行く左折と、それから乙房町に向う右折する交差点がありますが、ここの右折・左折の車が非常に待ち遠しい。どうかすると、もうシグナルが一回か二回か変わらないと、右折・左折ができないと、いう非常に困った状態を催しておりますが、これも余地があります。やろうと思えばできます。  ですから、県道につきましてはこの二つを、よろしくお願いを申し上げておきます。  それから、市道につきましては、菓子野町の今屋から、横市町の今房までが狭いんですね、狭い。これも、中学生や小学生が、主に横切るんですね。その道路を横切ります。非常に交通量が多いから危険です。これも先ほどちょっと申し上げましたように、合併第一号の市道改良としてお願いをしたい、というふうに申し上げておきます。  それから、もう一つ市道の関係で申し上げますと、大淀川に架設してあります今寺橋、これが狭いんですね。今ごろ珍しい狭さです。もう車が交差するのには、私もしょっちゅう利用しておりますが、相手が来るときは、入り口に待っておいて、片側通行をしなけりゃいけないという状況です。それとここは日向庄内駅からずうっと学生が自転車で行き来するんですね。高校生もですが。そういったことで、非常に危険をはらんでおります。そうすると、さらに橋の向こうは狭いんです。これまでは、私は、金もかかることでしょうから、今回はそこまでは申し上げませんが、とりあえず橋をということで申し上げますが。なぜ交通量が多いかというと、高専がある、それから農業高校がある、さらにはほかにいろいろ高校があるわけですね。そこに通学する。それから、考えてみてください。都北町にいろんな店舗があるわけですね。もう、中町の店舗には行かんでよかごっですね、あそこにさまざまな商店があります。そこにも行き来が多いわけです。ですから、そういったことで重要な橋でございますので、よろしくお願いを申し上げておきます。  それから、次に叙勲の問題。叙勲の問題をお願いをしたいというふうに思いますが、なぜ申し上げるかというと、特に叙勲の制度がよくわからないんですね、皆さん。まあ、議員の皆さんはわかっておられるかもしれませんが、一般市民がわからない人が多いんですね。特にその中で、学校の校長先生たちの叙勲が不思議なんですね。死亡されてからの叙勲ですね。これを皆さんは不思議に思われております。まあ、私も思っておりますが。  なぜ生きているうちに叙勲をしないのかと。生きているうちに叙勲すれば本人も喜ぶんだがなと。死んでからどうしようもないじゃないかなという声が多い。  それから、さらにですね、私は常々考えておるし、一般市民からも次に申し上げますことを聞いておるんですが、と申しますのは、「おっどんも苦労しちょっとよなあ」と、「苦労してまこち農業をされる方は、朝晩と雨降りも、冬も夏も、心配しちょっとやが、おっどみな表彰がねえな」と、いう方があるわけですね。それもしかりだろうと。それからある日、私は車で、二、三歳の子供と一緒に通行しておりまして、その二、三歳の子どもが私に対して、「立派な道路ができちょいな」と「橋もよか橋ができておる」と、「家もよか高層の家ができちょるな」と、「だれがつくったっな」と言うから、「はい、これはね」と、「おじさん、おばさんたちが、冬も夏も、降ってん照ってんね、つくいやったっよ」と。「しかもね、節くれ手で頑張りながら、ひびを切らしてつくいやったっよ」と。「だからおまえどま、道路も橋も大切に渡れよ」と、私は言いましたが、わかったようなわからんような感心したような返事がありましたけども、そういったことで、とにかく、叙勲の問題も、だれがその叙勲をどの人に決めるのか、その制度もお伺いして、後は自席で行います。  どうもありがとうございました。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 生活環境部長。 ○生活環境部長(松元清光君) (登壇)それでは、益留議員の質問にお答えします。  御質問は、環境美化の日の自治公民館別の達成率とのことでありますが、自治公民館の数が百七十館ございます。すべて報告しますとかなり時間がかかりますので、ここでは地区別十一地区の、平成十七年度夏季環境美化の日及び平成十六年度の秋季環境美化の日の達成率、参加率と申しますか、それを報告させていただきます。  平成十七年度夏季環境美化の日は、七月の第三日曜日に実施されました。  それでは十一地区ごとに、地区名、参加戸数、これは地区の世帯数に対しての参加率の順で申し上げていきます。  まず、姫城地区ですけれども、参加戸数が三千七百六十二戸です。そして世帯数に対する参加率が七〇・四%。小松原地区、二千八十三戸、四四・六%。妻ケ丘地区、四千九百十七戸、六三・一%。五十市地区、四千四百六十四戸、六六・三%。横市地区、二千五百八十戸、五八・二%。祝吉地区、四千二百五十九戸、五七・五%。沖水地区、三千二百二戸、六八・五%。志和池地区、千九百九十三戸、七五・五%。庄内地区、二千二百六戸、七五・一%。西岳地区、九百九十九戸、八二・九%。中郷地区、二千七百二十二戸、七六・六%。この十一地区の合計が、三万三千百八十七戸。参加率が六四・六%。  この環境美化の日に、汚泥、ごみ、雑草等も搬出するんですけれども、処分場の方に搬出した量は、十一地区を合わせて、千三十五トンとなっております。  それでは、平成十六年度の秋季美化の日ですけれども、これはもう個別には、十一地区ごとには申し上げませんで、合計で申し上げたいと思いますが、合計で、二万九千九百四戸、参加率が五八・二%。そして、先ほどの搬出量ですけれども、これが七百六十五・四トンということでございます。  ただいま申し上げました数値につきましては、参加戸数ですけれども、これは公民館長さんからの報告に基づくものでありますが、夏季環境美化の日の方が秋季環境美化の日よりも世帯数による参加率が高くて、六五・六%となっております。これは平均です。ほとんどの地区で五〇%を超えております。特に、志和池地区、庄内地区、西岳地区、中郷地区といった郊外の地域での参加率が高いことがうかがえます。また、その成果でありますごみの搬出量でございますが、夏で総量が、先ほど申しましたが一千トンを超えておりまして、これは十トントラックで約百台が一日で最終処分場に持ち込まれているということになります。  以上でございます。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) (登壇)それでは、益留議員の質問にお答えいたします。  市道、県道の改良ということでございました。  まず、市道の今屋・今房線の拡幅について、お答えをしたいと思います。  この路線につきましては、一級市道今屋・今房線でありまして、当路線の東側には県道御池都城線それから西側には県道都城霧島公園線が走っておりまして、その間を走っている一級市道の道路だということでございます。  御指摘がありましたとおり、現在歩道がないわけでございますけれども、大変ピーク時に混むということは聞いておるところでございます。  当路線につきましては、菓子野町の今屋から横市町の今房までの市道でありますけれども、現在、同路線と接続をしています今房・和田線を平成十二年度より十九年度までの計画で、現在整備中でございます。今後、今話がありましたとおり、合併等のことも考慮しますと、旧山田町から新都城市への交通量も、当然多くなると予想をされるわけでございます。したがいまして、今後、新都城市が誕生しますと、道路路線数で、現在の都城市の約一・四倍の路線数、それから、道路延長でございますが、約一・六倍とかなりのものとなるわけでございます。  都城市と四町を結ぶ幹線道路網を再確認をいたしまして、道路網の整備計画等を今後立てていくということになります。  ただ、今話がありました合併第一号ということにつきましては、議員の思いも、当然そのようなことになると思いますけれども、私としては、今はお約束はできないということで、この件につきましては御理解をいただきたいというふうに思います。  それから、あと県道の改良ということでございます。  まず、関之尾の方に行く日高ガソリンスタンドがありますので、あの交差点のことだろうというふうに思いますけれども、この交差点につきましては、既に県の事業としては改良が完成しているというような、私ども認識をいたしておりまして、県の方にも聞きますと、そのようなことでございました。ただ、今話がありましたとおり、一部、左折をするバスが、ちょっと通りにくいという話でございました。当然、今の道路構造の話をしますと、当然交差点というのは、現在直角に整備をするというのが、そう道路構造でなっておりまして、現在そういう形で、正式に右折ラインもありまして、完成をいたしているというふうに私も考えているところでございますけれども、ただ議員の要望もありますので、この辺はもう一遍、県の方にお尋ねをしたいというふうに思います。  それから、三つ目の都城酒造の前の交差点についても、先週現場を調査をさせていただきました。これも県道でございますけれども、これも一部を残して、もう完成であるというようなことの話でございます。ただ、現場を見てみますと、ちょっと朝夕は、私どもまだ確認はしておりませんけれども、多分、交通量も多いというふうに伺っております。ただ、右折ラインというのが、あそこには御指摘があったとおりありません。その辺を県の土木事務所の方にお尋ねをして、今後どのような形で考えていらっしゃるか、お聞きをしたいというふうに思います。  それからあと、今平橋の拡幅についてということでございます。  この橋につきましては、大淀川に今架かっているわけでございますけれども、市道の吉尾・今平線ということでございます。まず橋長が大変長いわけでございまして、約百四十五メートルでございます。ちょっと幅が狭いんですけれども、三・五メートルの幅を持っておりまして、昭和四十五年に農林サイドで架設をされた狭い橋ということでございます。  当時は大変これが効果的な橋ということで、効果を発揮したということでございます。現在、乙房橋との中間に、御承知のとおり都城志布志道路の橋がかかる予定でございます。ただ、何年にかかるということはここで言えませんけれども、そのようなことになりますと、若干交通量は減るというふうに思っているところでございます。  整備になりますと、延長も長いということから、大変厳しいというふうに私どもも思っておりまして、今話がありましたとおり、今後は財政の問題等もありますので、周辺の道路網の検討をしながら、今後再調査といいますか、検討させていただきたいというふうに思います。  以上でございます。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 教育部長。 ○教育部長(今村 昇君) (登壇)益留議員の質問にお答えしたいと思います。  この叙位、叙勲制度につきましては、各部門のいろんな方が叙勲されるわけでございますけれども、先ほど議員のお話の中に、学校の先生方の叙勲についてのお話でございましたので、私の方から答弁をさせていただきたいと思います。  まず、叙位、叙勲の制度についてでございますが、その種類と階級等についてお答えしたいと思います。これは教育委員会の場合は、市の教育委員会と県の教育委員会で協議しまして、そして国の方へ上げると。そして内閣の閣議で決定されるということになっております。  まず、叙勲についてでございますけれども、春と秋に実施される春秋叙勲というのがあります。それから八十八歳の方を対象とした高齢者叙勲というのがあります。それから、叙勲の対象となられる方が亡くなられた際に実施される死亡叙勲というのがあります。また、高齢者叙勲を授与された方が亡くなった場合は、叙位の対象となるようでございます。  授与される勲章としまして、菊花章、旭日章、宝冠章、瑞宝章などの種類があります。この中で特に旭日章か瑞宝章が授与されるのが多いようでございます。  それから、旭日章とは、功績の内容に着目して、顕著な功績を挙げた人へ授与されます。それから、瑞宝章は、公共的な業務に長年にわたり従事して功労を積み重ね、成績を挙げた人に授与されるようでございます。  それぞれ功労の大きさに応じて、大綬章、重光章、中綬章、小綬章、双光章、単光章の六段階があるようでございます。  また、平成十五年の秋の叙勲から、それまでありました勲一等とか勲二等とか、そういうような数字による勲等表示は廃止になっております。  以上でございます。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 益留道雄議員。 ○(益留道雄君) 一斉清掃のことについてお伺いしますが、大体わかりました。大まかに私が受けたのは、田舎の方の出動率が高いようでございます。ひとつ市街地の議員の皆さん、公民館長の皆さんに強く出動率がよくなるように努めていただきたい。と申しますのは、先ほども申しましたように、もう名前は申し上げませんが、市街地のど真ん中、もう草も刈ってない、ちりも取っていない。これはですね、どういうことになっておるのか。参加のお願いはどういうことになっておるのか、お聞きします。  生活環境部長、よろしくお願いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 生活環境部長。 ○生活環境部長(松元清光君) 参加の要請ということですかね。  これは毎年環境美化の日推進委員会というのが開かれまして、これは衛連ですね、公民館長さんたちの集まりがありますけれども、それの中から役員さんを選んでいただいて、会合をしまして、今年はこう、いついつやりますと、そしてこういうことでやってくださいということでやってまして、組織的なものでございます。  以上です。 ○議 長(藤井八十夫君) 益留道雄議員。 ○(益留道雄君) この件につきましては、ひとつよろしくお願いしたいと思います。市街地の飲食街と申し上げますが、ここは生活の糧の場所なんですね。そこをきれいにしないと、酒もおいしくない、と私は申し上げておきます。ひとつ今後、先ほど申し上げましたように、よろしく参加をしていただくような、手配をお願いを申し上げておきます。  それから、道路の関係でございますけれども、先ほど土木部長は、即答はできないとおっしゃいましたが、これは二晩ぐらい考えてですね、即答ができるようにお願いをしたいもんだというふうに、これは冗談じゃなくて、本気で住民の皆さんは考えておるわけでございますので、合併してよかったなということで、よろしくお願いを申し上げておきたいと思います。  それから、さらに市道の関係でございますけども、市道につきましては、先ほども、今屋・今房線の関係を申し上げましたが、それは今、二晩ぐらい考えてということで申し上げましたが、今平橋ですね、これは先ほども申し上げましたように非常に、今ごろ、これは珍しいんですね。ですから、何度も申し上げますが、都北町は非常に店舗が多くなっております。しかも大型店舗がきております。ですから、もう都城の中町に行くよりか、都北町なり、あるいは早水あたりに行った方が早いと、品物もそろっておるという状況があるわけですね。ですから、非常に乙房から都北町に行く道路、農道兼用ですが、拡張してもらわないと、今もあそこを通ってみるとですね、農道ですから一般の車はお断りしますという看板が出ておるわけですね。本当に気の毒です、農家の方に対しましては。農家の方がですね、たまには指をさします。「ここは農道じゃっど」という意味で指をさされますが、私は、申しわけありませんということで、通らせてもらっておりますけども、その農道も、道路の拡幅をぜひあわせてお願いを申し上げておきます。  それから、これは質問に入りますが、土木部長、先ほど、乙房橋と今平橋の間に、志布志道路の高規格道路が予定されておるわけですね。この道路も、私は特別委員長をしておりますけども、この前委員会を開きましたが、まだ、十五年先、二十年先なんですね。ということになると、まあ私どもは生きちょらんかもしれんわけですよ。努めて長生きをしたいということを考えておりますけども、それは余談ですが、そういった思いで、高規格道路は考えておりますが、ところがそういった状況でございますから、高規格道路ができても、そういった待ち遠しい年数です。そして、そこを通れということであろうと思いますが、ところが、乙房の人たちは、それを特に今平、源野あるいは内場の人たちは、あそこに水田を多く持っておられます。ところが回り道になるわけですね、その高規格道路が開通しても。ですから、その辺の考え方について土木部長、よろしくお願いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) それでは、お答えいしたいと思います。今平橋の件ですね。  先ほどもちょっとお答えしたところでございますけれども、当然、今御指摘のとおり、都北町ですか、吉尾町ですか、大きな商店、いわば大きなストア等が今進出をしておりまして、当然、皆さんの地区のところから、県道ではなくて、その橋を通って行かれる方は大変多いというふうに認識をいたしております。私どもは今後、交通量調査といいますか、その辺をまず調査をしないと、今後の計画ができませんので、当然議員の考え方といいますのは理解がよくできるわけですけれども、今後いろんな路線があるわけでございます。今話をしましたとおり、一市四町で合併いたしますと、延長も相当長くなるというようなこともありますので、そういうことで、全体で、そういう道路網の調査といいますか、検討させていただいて、今後は今の状況等を土木部として考えていきたいというふうに思っておるところでございます。  ただ、即答はできないというのは大変に残念でございますけれども、その辺は御理解をいただきたいというふうに思います。  ただここは、前は農道だったのですが、今は市道になっておりますので、その辺は御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 益留道雄議員。 ○(益留道雄君) 道路関係はよろしくお願いをしておきます。ありがとうございました。  次に叙位、叙勲のことですが、大まかにわかりましたけども、農業をしながら、非常にこの市民のため、地区民のために御苦労をいただいておられる方を、私も何人も知っておるんですよ。と申しますのは、地区住民のために頑張ろうということで頼まれれば、地区の役員を何役も引き受けて、一生懸命やっておられる方がございます。本当に気の毒だなあと、こういった方が何で表彰されないのかなと。一時、政府が叙位、叙勲の関係はやめようということを言いましたので、これはもう数年前ですが、ええこれで位はなくなったなあと、みんな平等だなと、よかったなというふうに私も思っておりましたが、やっぱりこれは復活しております。復活しておる以上、今申し上げますように、非常に苦労して、ボランティアの精神でやっておられる方が、本当に涙の出るような方がおられます。  そういった方をぜひ、叙勲制度がある以上は引き上げてもらいたい。そうしますと、これからの後世に元気のある人が出てくると思います。やっぱり表彰は、いつ何の表彰でもうれしいんですよね、励みになります。ですから、そういったことでよろしくお願いしますが、と申しますのは、私が表彰を受けようということではありませんので、つけ加えて、もう昼も間近ですので、これで終わります。  ありがとうございました。 ○議 長(藤井八十夫君) 以上で、益留道雄議員の発言を終わります。  午後一時まで休憩いたします。 =休憩 十一時四十二分= =開議 十三時 〇〇分= ○議 長(藤井八十夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、大浦覚議員の発言を許します。 ○(大浦 覚君) (登壇)それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  質問に入ります前に、今回の台風十四号において災害に遭われました方々には、心からお見舞い申し上げます。  三月に続き、高齢者福祉の推進について、今回もお伺いさせていただきます。  最初に、安心・安全のまちづくりを目指す上で、高齢者の安全確保として、緊急通報システムの現状について質問させていただきます。  今回の台風で、どのような通報が何件ほど寄せられたのか、また、どんな内容が多かったのか教えていただきたいというふうに思います。  さて、この緊急通報システム事業の趣旨は、高齢者の日常生活上の安全の確保と精神的な不安を解消し、高齢福祉の増進を図るためにできた事業だと思っております。この事業の対象者、それは市内に住所を有するおおむね六十五歳以上のひとり暮らしの者で日常生活上、常時注意を要する者、それと世帯全員が高齢者であり、市長が特に必要と認めた者と、実施要綱にあります。ひとり暮らしの方で、日常生活や常時注意は要らないが多少不安のある方には貸与されているのかどうかお尋ねしたいと思います。  また、先日、ひとり暮らしの方がお亡くなりになっておられ、数日後に発見されたというような情報も入っておりますが、そういう方々の対応、通常はそんなに必要はないが、いざというときに持ってないということで貸与がどうなのかということも、あわせてお尋ねしたいというふうに思っております。  また、このシステムに関しましては、一市五町の共同システムと伺っております。具体的には、各市町で保有台数は何台で、設置台数は何台あるのでしょうか。また、新システムは、平成十五年から導入されているシステムだと伺っております。このシステムの会社は一社で運営されているのでしょうか。また、複数社での対応なのでしょうか。現在の状況についてお伺いさせていただきます。  以上、壇上からの質問を終わり、後自席にて行います。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(横山成保君) (登壇)それでは、ただいまの大浦議員の御質問にお答えをしたいというように思います。
     高齢者福祉の推進、その中にあって緊急通報システムについてのお尋ねでございました。  まず、今回の台風時における通報、あるいはその内容はどのようなものがあったかということでございますので、お答えをしたいというふうに思います。  まず、通報の件数でございますけれども、これは五十二件ございました。五十二件の中身を申し上げますと、緊急通報というような形で入りましたのが二十五件。それから、相談といったものが二十二件。その他避難の問い合わせ等が五件ということでございます。合わせまして、五十二件ということでございます。  具体的な内容でございますけれども、いろいろございますけれども、九月五日八時十一分、「医者にかかりたい、そこが往診をしてくれるのかどうか問い合わせてほしい。」というような通報がございまして、受信センターの方で問い合わせて往診は可能というようなことでですね、八時四十一分、「わかりました。」ということで、御本人が了解をされて、十二時三十二分に「今、往診が済みました。」ということで、御本人から受信センターの方に報告があっております。  あとですね、川の水かさが増していると、今から様子を見に行きますと、こちら受信センターの方が心配をしておりますと、その前に御本人から自分の状況をお話、連絡をしていただくと、そういうようなこともございます。  それから相談ですが、食料はパンがあるのでいいんだけれども、電気がつかないと。ちょっと不便だと、心配だというような相談の通報も入っております。今回の場合、停電がかなりあったようですけれども、そのときのアドバイスとしては、停電が長く続くと、そういう機器等も使えなくなるということで、お知らせをいたしております。停電については、センターから九電等に問い合わせをすると、そういうようなことをいたしております。今回の台風時における対応の相談の内容、通報の内容等につきましては以上のようなことでございます。  それからですね、たくさんお尋ねがあったようですけれども、申しわけございません、順序が逆になるかもわかりませんけれども、御了解をいただきたいというふうに思います。  このシステムそのものについては、議員の方から今お話がありましたように、高齢者、特にひとり暮らしの高齢者、あるいは高齢者のみの世帯というようなところで、急病あるいは災害等の緊急時の対応あるいは安否確認、あるいはコミュニケーションの手段として貸与をいたしております。  そのようなことで、この新しいシステムに変わりましたのは、議員が御指摘のとおりでございますが、このシステムの運営は一社なのか数社なのかというお尋ねでございますけれども、現在のところ一社ということでございます。一社を選定した経緯等につきましては、簡単にお話し申し上げますと、一市五町で取り組んでおりますので、この一市五町で緊急システムの導入の協議会というものを立ち上げまして、その中で一市五町の担当者が六業者を選定をいたしまして、その方々にプレゼンテーションをしていただいたと。そして、新システムの仕様書、新システムの提案書を七業者に依頼をいたしました。七業者とも提出をいただいております。それで協議会におきまして、仕様四分類、全三十六項目にわたる採点表というものを作成をいたしまして、その中から今現在お願いをしております、周南マリコム株式会社という会社にお願いをしたということでございます。  それから、一市五町での保有台数でございますけれども、七月末現在で、都城市が三百八十九台、山之口町が十三台、高城町が九十九台、山田町が七十一台、高崎町が百二台、三股町が二十三台、合計いたしまして六百九十七台ということになっております。  それから、ひとり暮らしの死亡例をお話しいただきましたけれども、これは対象者ということは先ほどお話を申し上げましたけれども、地域のそういうひとり暮らし、あるいは高齢者だけの世帯というものはですね、常々、地区の民生委員さんあるいは公民館長さん等を通じまして、一応把握はしているつもりでございます。その中から、やはりこの方には必要ではなかろうかなというようなことを判断いたしまして、お話を申し上げ、本人がぜひということであれば、そのような設置の手続をとっていただくというようなことで、やはり地域の、これはよくある話でございますけれども、その高齢者御自身が、地域に何といいますか、溶け込んでいないといいますか、引っ込み思案といいますか、要するに閉じこもりとか、そういう状態でありますと、なかなか声かけ等もできないわけですけれども、必要なところには設置をしているつもりでございます。  あと、もし答弁漏れがあれば、後で御指摘いただきたいというふうに思います。  以上でございます。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 大浦覚議員。 ○(大浦 覚君) 今、るる御説明いただいたわけなんですが、まず今回の台風で緊急が二十五件、それから相談が二十二件、避難の問い合わせが五件と。まあ避難の問い合わせが少ないというのは、非常に都城市での災害は少ないのかなという気がしますが、実際私も下川東の生協住宅ですが、前日から次の日の朝、昼、夕方というふうに回らせていただいておりますが、そこは高齢者の方は少ない、ひとり暮らしの方もいらっしゃらないということで、そうでもなかったんですが、やはり被害に遭われてると。今回は水道局が避難場所にもなっておりましたので、割と近いところで避難をされていたというように聞いておりますが、やはり停電等の問い合わせが多いということも聞いております。それで、本人からの通報、また電気がつかなくて九電等への連絡をされるということでお伺いしておりますが、そのときの避難誘導、また安否の確認、どうしても具合の悪い方は救急車の出動。こういうのも手配をされると思うんですが、これもこの通信センターの方ですべてとり行われるのか、お聞きしたいというふうに思います。 ○議 長(藤井八十夫君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(横山成保君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  サービスの内容ということではないかなというふうに思うんですけれども、この受信センターは二十四時間体制で臨んでおります。まず、緊急通報が入りますと、その内容によって、消防本部へ救急車や消防車の出動の要請、あるいは病院等の手配やそういう関係機関との調整、こういったものを担っていただいております。  この受信センターでございますけれども、これは会社は山口県の周南市でございますけれども、受信センターは宮崎市にございます。そこの受信センターには、福祉あるいは保健の専門職がおりまして、日常の相談には支障のない相談ができているというふうに思っております。  もろもろの手配等については受信センターからやっているということで御理解いただきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 大浦覚議員。 ○(大浦 覚君) 受信センターの方ですべてとり行われるということで、スムーズに対応できているのかなあというふうに思っております。  今回のこの通信システムということで、もう一点だけ、受信センターのあり方ということでお尋ねしたいんですが、高齢者の方々の精神的な不安、悩みの解消というような健康相談、悩みの相談というのも、この受信センターでも問い合わせというか相談があるのかな、ということで、受信センターではどういう対処をされているのかお尋ねしたいと思います。 ○議 長(藤井八十夫君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(横山成保君) お答えをいたします。  その前にですね、先ほど受信センターというふうに私申し上げましたけれども、サポートセンターが宮崎市ということでございますので、訂正をいたします。  その日常的な相談といいますか、それにつきましては先ほど申し上げましたように、そのサポートセンターに専門職がおりますので、かなりの部分は、そのサポートセンターの職員で対応ができているというふうに思います。  よくある相談といいますのが、要するに不安だと、だから私の話を聞いてくださいと。そういうようなことが多いようでございます。こちらでいうほろめきですね、要するにぼやきですけれども、そういうことが多いようです。あれやこれやというふうにお話をされて、結局話相手が欲しいというようなことのようでございます。  それからですね、犬が侵入してきて室内をうろうろしていると、怖くて今震えていると、どうにかしてほしいというようなことが、サポートセンターといいますか、相談があるそうです。その設置をされています御本人宅、利用者宅には民生委員さん、あるいは地域の在介センター、あるいは協力者がいらっしゃいます。そういう方々にその対応をお願いすることになりますけれども、この場合は民生委員さんに一回、そこのお宅を訪問してほしいというようなことで、センターの方から民生委員さんにお願いをしたということでございます。それが七時十八分ですけれども、七時二十七分には、もう早く警察を呼んでほしいというようなことが、またサポートセンターの方に電話が入るということでございます。そうしますと今度は民生委員さんにお願いをしていましたので、今、民生委員さんがそちらに向っていらっしゃって、飼い主と連絡をとって犬を連れ出すように頼んでいるというようなことをお話をいたしまして、それで安心なさったということですね。  それから相談、これも八月の四日八時三十分の相談ですけれども、七月三十日も何か相談をなさっているようですけれども、先ほどの犬の方だというふうに思いますけれども、お礼のことが近況報告ということでセンターの方にあったということでございます。そのときですね、物忘れがひどいが、頭を打ったことと関係があるのかどうかというようなセンターへの御相談。まあ、そのときはやっぱりセンターとしては傾聴するといいますか、よく話を聞くというふうな、傾聴をするということを心がけておるということでございますので、一応話を聞く。聞いた後で、かかりつけの先生、病院があるということでございますので、そこでよく相談をしてみてくださいと、そのようにお話を申し上げているということですね。  それから、健康上の相談というのも結構ございまして、体調が今悪いと、受診可能な病院を見つけてくれというようなことの相談等もあっているようです。その場合には、センターの方から、その足の確保といいますか、タクシーの手配から病院から全部いたします。そういうような手配をするということでございます。  一つ一つ挙げますと、切りがございませんけれども、そのようなことで、適切に相談に乗っているというふうに思っております。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 大浦覚議員。 ○(大浦 覚君) サポートセンターということで、訂正がありまして、そこできめ細やかな対応をされているということでお聞きしましたので、安心をしております。  内容的に話し相手が欲しいとか、不安だ、話を聞いてほしいというようなことで、とり方によっては緊急通報ではなくて、相談事の電話かな、通信かなというような気がしてならないのですが、そのサポートセンターで、きめ細やかな対応をしていただいてるというのは非常にありがたいんではないかなと。また、高齢者の方であれば、三十分も一時間も話をされるんではないかなという気がしてならないのですが、それでも親切に対応していただいているということで安心しております。  本市のシステム事業の実施要綱の中にあるんですが、緊急通報協力員を一人以上ということで、届けるものとするというようになっておりますが、今回の台風災害等のことで若干お尋ねしたいのは、その方も避難していて連絡がとれない場合には、ということでお尋ねしたいんですが、先ほども若干ありましたが、タクシーの手配とか救急車の手配とかいうことで対応されているということですが、本当に緊急なのかというものの掌握というのは、サポートセンターで掌握できるのでしょうか、お尋ねしたいと思います。 ○議 長(藤井八十夫君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(横山成保君) 本当の緊急時に対応ができるのかというようなお話でございますけれども、この緊急通報システムは、協力員の方以外に、そこの会社が契約をしております警備会社が飛んでいくようになっております。そこが一応駆けつけるようになっております。そこで、適切な判断をすると、救急車なりを必要があれば呼ぶというようなことでございます。  それから、もう一つお話し申し上げておきたいのは、今度の台風十四号でもそうですけれども、浸水地域の甲斐元町から西町、志比田、大王、それから川東ですね、これらの地域につきましては、弱者というようなことで、高齢者あるいは障害者の方々は前もってリストアップいたしております。警戒配備につく前、ついた後、そのおおよそ百八十、二百名近くいらっしゃるんですけれども、その方々には一軒一軒電話なりを入れて確認をいたしております。電話が、もちろん通じないと、もう避難していらっしゃらないという方々もいらっしゃいますし、たまたまどこかトイレとか行っていらっしゃることがあるかもわかりませんので、連絡がつかなかった方々につきましては、私どもの職員の方が、そこのお家まで、自宅まで出向きまして、安否を確認いたしております。行っても留守ということがよくあるわけですけれども、そのときには隣の方に「どうなさったんでしょうかね」というふうな話を聞いて帰って来ております。「息子さんが迎えにきやったですよ」とか、あるいは「もう避難しやったですよ」と、そういうお話を確認をしてから、一応帰るというふうにいたしております。  したがいまして、限られた地域ではございますけれども、そういうような緊急時の対応、災害時の対応ということもいたしております。  この緊急通報システムは全地域、市域に対しましてのお話でございますので、今のとは若干違うというふうには思いますが、一応参考までにお話を申し上げました。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 大浦覚議員。 ○(大浦 覚君) どうしても間に合わないと、連絡がつかないという場合には、警備会社の方と契約しておるので、そちらで行っていただくというようなことで、いろんな体制がとられてるんだなというふうに思っております。  この一市五町で共同システムということで、先ほど台数で六百九十七台設置されているということでありますが、年間にはどれぐらいの利用数があったのでしょうか。それから、サポートセンターからは定期的な連絡が入るのかどうかお尋ねしたいと思います。 ○議 長(藤井八十夫君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(横山成保君) この緊急通報の取り扱い件数というようなことでございますが、これを平成十六年度の実績で申し上げてみたいと思いますけれども、平成十六年度が、緊急通報という形で受信センターにまいりましたのが三千七百九十件、それから相談通報が二千四百九十三件、それから停電になりますと、よく通報があるんですけれども二千百七十二件、それからその他で三千百十七件、合計した通報件数といたしまして、一万千五百七十二件ほど利用といいますか、取り扱いをいたしております。  それから、利用者からセンターの方に緊急報告というような形でも入りますけれども、それだけではなくて、安否の確認ということをセンターの方から利用者宅に連絡をしているわけですけれども、これが四千七百五十六件ということでございます。  それを合わせますと、一万六千三百二十八件と、行ったり来たりがありますけれども、そういうような取り扱い状況になっております。  救急車の要請というのもございまして、これが六十件ということでございます。それは当然通報があってからのお話でございますが、救急車を手配した、要請したのが六十件ということでございます。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 大浦覚議員。 ○(大浦 覚君) 今また、数字で御報告いただきまして、非常に件数の割には、救急車の出動が少ないのかなと、いろんなことで本当に救急車が必要なのかどうかというのも、サポートセンターでいろいろ詳しく聞いてるからだというふうに思っております。  それから、この緊急システムの機器の使用、それからサービス料金というものの本人の負担というのはあるんでしょうか。お尋ねします。 ○議 長(藤井八十夫君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(横山成保君) これらの機器の使用、あるいはサービスの利用というものにつきましては、無料ということになっております。 ○議 長(藤井八十夫君) 大浦覚議員。 ○(大浦 覚君) 今お聞きしますと、無料だということで、これは行政の方で負担しているということになっていると。大変にいいことだと思います。  私が若干お隣の宮崎市、人口がちょっと大きいんですが、ちょっと調べさせていただきますと、利用者には負担が出ているようなところがあるということで聞いておりますので、この負担が出ているという宮崎市はちょっと参考にしない方がいいのかなというふうに思っております。  それから、委託契約の内容ということで、システム導入時の単価契約があったかと思うんですが、その導入時の契約単価と現在の単価は変更があるのでしょうか。高くなったのか安くなったのかというところまで、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議 長(藤井八十夫君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(横山成保君) 導入時の単価と、それから実際の契約の単価がどうなっているかというようなことでございますけれども、当初は、単価を申し上げますと、既存のシステム、NTTの機器でございますけれども、これを継続使用した場合に三千四百六十五円と、それから新機種の場合で、これはNECの製品ですけれども、四千四百十円というような単価の契約になっております。確かに、議員御指摘のとおり、ちょっと当初の単価からすると上がっておりますけれども、これは先ほど言いました既存の機器、NTTの製品の既存のシステム機器を使った場合の保守料というものが、NTTにお願いをするということで考えておりましたけれども、高齢者宅へ頻繁にいろんな方々が出入りするというのもいかがなものかと、高齢者にいたずらに不安を与えるだけになりはしないかということもございまして、ならば同じ会社に委託をしようということで、若干その保守料が上乗せになっております。そういうことで、結果的に単価が上がっているということになっております。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 大浦覚議員。 ○(大浦 覚君) 私の質問より先に答えを出していただいて、上がった経緯まで話していただいたんで、そこは省させていただきますが、現在のシステムは一社で運営されていると。一市五町を一社で面倒を見ているということですが、先ほども言いましたが、宮崎市においては四社で対応してるというふうに聞いております。資料も持ってはおるんですが、単価がやはり各社違うということもあって、都城市は統一されているということで伺ってはいるのですが、できればもっと単価の安いところもあるのではないかというふうに思うわけでございます。今回この委託契約は三年ぐらいの随意契約でされている。また来年は合併ということがあるので、どうなるのかちょっとわかりませんが、この一市五町、一社ではなくて、やっぱり数社取り入れてはどうかなという気がしますが、先ほども経緯については若干お話しいただいておりますが、一社を採用したというのを再度お尋ねしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(横山成保君) 今後の契約というようなことでございますが、一社でいくのか二社、あるいはそれ以上の業者と契約をするのかというようなお話でございますけれども、一市五町の申し合わせでは、平成十八年度の見直しの予定ということでございました。しかし、合併協議会の協議によって、平成十八年度は現行どおりということに決まりましたので、したがいまして、見直しは平成十九年ということになります。この平成十九年の見直しのときに、議員のおっしゃいました複数というようなことも、念頭に入れて検討、見直しをしたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 大浦覚議員。 ○(大浦 覚君) 平成十八年度中は現行のままということで、平成十九年度には見直しがあると。ぜひ、いろんな会社、業者というか、参加していただいて、やはり年々高齢者も増加していくわけでございますので、緊急通報も台数が増えてくるんではないかというふうに思います。よりよい内容を検討していただいて、対応をお願いしておきたいというふうに思います。  それでは続きまして、シルバー人材センターの活用についてということで、今回挙げさせていただいております。  六月の定例会におきまして、杉村議員からの一般質問があり、指定管理者制度の目的、仕組みについては詳しく説明があったわけですが、今回の定例会におきまして、指定管理者制度を平成十八年四月一日から導入するため、新たに条例の制定の議案が提案されております。この指定管理者制度が導入されますと、公の施設の管理ということに対しまして、幅広く応募することができるようになるわけですね。候補者の選定と、管理費の縮減ということなども盛り込まれておりますが、この制度によりシルバー人材センターの事業の維持もしくは拡大が今後見込めるものでしょうか、お尋ねしたいと思います。 ○議 長(藤井八十夫君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(横山成保君) 指定管理者制度に今後移行するけれども、シルバー人材センターとして生き残れるのかどうかというような御質問というふうに受けとめました。  実は、このシルバー人材センターといいますのは、高齢者の生きがい、あるいは収入の確保というようなことで、大きな役割を果たしていただいております。今年で、ちょうど創立二十周年ということで、来月の二十日、二十周年の記念式典も挙行されるようでございますけれども、シルバー人材センターにつきましては、大変順調な伸びをしてきていたわけでございますけれども、平成十五年度が契約金額で三億円を突破したというふうなことで喜んでおりましたけれども、平成十六年度は三億円を割り込んで二億八千万円程度でしたか、というようなことで、また今年はなおさら厳しいというようなことでございます。  それは、官公庁を初めとする民間の企業等からの受注件数が減ったと、厳しくなったというようなことのようでございます。御承知のとおり市役所におきましても、頭から一割カット、二割カットというようなことで、予算編成をするわけでございますので、当然、十日間のものは一週間へ、一週間のものは五日ぐらいでというような話になってくるわけでございます。そうしますと、やはり契約の金額というのはなかなか思ったように伸びないと。民間企業におきましても同じような現象と、長引くこういう不況といいますか、続いておりますので、大変厳しいというふうに思っております。  それでは、指定管理者制度に移行して、シルバー人材センターはどうなるのかということでございますけれども、私は、これを一つのビジネスチャンスととらえてほしいというふうに思います。と申し上げますのは、先ほど議員がおっしゃいましたように、今回たくさんの施設の指定管理者制度への移行のための条例改正を上程いたしております。そうしますと、その中から、シルバー人材センターとして、指定管理者制度への指定を受けられるというふうな施設がございましたらですね、ぜひ公募の期間がございますので、その公募期間中に応募をしていただきたい、手を挙げていただきたいなあというふうに思います。私も理事の一人でございますので、理事会等ではそのようなことも申し上げたいというふうに思っておるところでございます。  しかし、聞きますと、このなかなか年間を通して、あるいは二年、三年と複数年にわたって同じ人をというようなことになりますと、何かいろんな法律がございまして難しいというようなことも伺っておりますけれども、そこは知恵を出せば、何とかクリアできるんではないかなというふうに思っております。  結論的に申し上げますと、これを絶好の機会というふうにとらえてほしいなあと思っております。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 大浦覚議員。 ○(大浦 覚君) 今、答弁いただきまして、いいチャンスだということで、この指定管理者制度にもシルバー人材センターとしても手を挙げていただきたいということでありましたが、シルバー人材センターということで、私も十六年勤めさせていただいて、痛感しているんですが、六十歳以上の方々が、健康で働く意欲と能力のある高齢者の方が集まった団体であります。今後、合併等もありまして、会員数が千二百名を超えるのではないかというふうに思っております。  現在、都城市シルバー人材センターにおいて、年間の事業実績の中で公共的な受注金額は、シルバー人材センターの実績の全体の四四%ぐらいになっているかと思います。これは過去五年間の平均を出したところでありますが、大体金額にしまして、一億二千万円を前後してるのではないかと、公共的な仕事をいただいていると。きょう、部長さんたちも、そろっていらっしゃいますが、各課からさまざまな仕事をいただき、会員の就業確保に非常に貢献していただいてるのではないかというふうに思います。高齢者の方々に就業の場を与えていただいているということも考えれば、今後も行政からも何らかの支援をお願いしたいというふうに思っております。  シルバー人材センターの仕組みとして、先ほども部長の方からもありましたが、民間事業者等の圧迫をしないというのがシルバー人材センターでもあります。すべてがシルバー人材センターで運営はできないかと思いますが、高齢者の生きがい対策の一つとして、できれば増やしていただければというふうに思っております。  随意契約でとれる分が、今後指定管理者の契約という形になってくる。すべてがすべてシルバー人材センターでできる部署があったりなかったりするかと思いますが、何とかですね、行政のお力を若干でもお借りできればというふうに思っております。  公共の委託契約金額なんですが、市の財政も逼迫してるということで、過去四年間、大体一〇%から一五%ぐらいの委託料の削減で、シルバー人材センターも一日でできた仕事が六時間しかできない。八時間の仕事が六時間しかできない。それによって、きれいにできるところもきれいにできないという実情もあります。何とかその辺を考慮していただいて、全面的なこのシルバー人材センターに委託の場合には、何とか取り組みをしていただきたいというふうに思います。  先ほども一億二千万円ぐらいということで申し上げましたが、五年間の間で大体公共的な仕事の金額がダウンしたのが約一千万円ちょっとであります。ということは、それぐらい市の財政も逼迫しているということで、こういう現象があるんではないかと思いますが、高齢者の方々が、まあ若い人のようにはいきませんので、なるべく費用の方も御検討いただければ、本当各課の方々にはいろんな仕事をさせていただくということで、シルバー人材センターの会員も感謝してるというふうに思っております。  最後に部長の方からもありましたけれども、今回シルバー人材センターの設立二十周年ということで、二十年の長い間、このシルバー人材センターが築き上げられております。会員が今現在で七百名ちょっとしかいないということで、私がいる間には約九百名近くまでおりましたけども、だんだん高齢化が進むということと、今回また合併ということで会員は増えますが、仕事の量が増えるかどうかというのが問題になってくるんではないかというふうに思います。私もシルバー人材センターにちょこちょこ顔を出させていただいておりますが、公共的な仕事だけではなくて、シルバー人材センターも自立した仕事を何とかやっていかなくてはいけないんではないかというふうに提案を申し上げております。自主事業に取り組んでいくべきではないかと、公共事業に頼るばかりではなくて、ということでお話もさせていただいております。  小林市のシルバー人材センターの内容を若干お話しさせていただきますが、さまざまな事業を展開されております。その中で一点、小林駅前に空き店舗、これは市の方から借用いたし、「井戸端会館」という名前であります。シルバー会員の人たちが、自分の家でつくった作物、野菜等を安く販売し、また、その会館では、いろんな話ができる、まあ井戸端的な意味も含めてですが、カレーライス、うどん、おにぎりというようなものも販売している。そこでいろんな交流の場をつくっていくというようなことで、取り組みをされております。カレーライスにしても、うどんにしても、インスタントではなく、会員さんが持っている力でちゃんとつくっておられているような状況でございます。その日は売り切れで、もう後はつくらないというような状況になっておりますが、数名の会員さんが交代で運営されてると、これも一つのシルバー事業としてはいいんではないかというふうに思います。  都城市におきましても、空き店舗、中央通りの空き店舗等がございますが、できれば子育て支援とか、先ほどの小林市の取り組みというようなことで、自分たちがつくったものを安く提供できるような場所で展開を進めていくべきではないかというふうに要望しておきます。そこで、それをするにはシルバー人材センターとしても財源がないということでありますので、空き店舗等の市の支援ということで、前向きに検討していただけないかというふうに思っているところでございます。  今回のこの指定管理者制度で、シルバー人材センターの行方がどうなるのか、いろんな方々が心配されておりまして、今回こういう質問をさせていただいておりますが、ぜひ各課いろいろなところでの仕事の依頼を高齢者の対策事業として進めていただくようお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。以上です。 ○議 長(藤井八十夫君) 以上で、大浦覚議員の発言を終わります。  十分程度休憩いたします。 =休憩 十三時五十分= =開議 十四時〇〇分= ○議 長(藤井八十夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、本郷貞雄議員の発言を許します。
    ○(本郷貞雄君) (登壇)通告をいたしておりますので、大学再誘致の実現と、過去に提言を申し上げたことがどうなったか、この二つについて、質問をいたしてまいります。  六月議会に引き続き、緊急かつ最重要の行政課題、大学再誘致の実現のその後について、お尋ねいたします。  私が六月議会で、六月九日に通告をし、六月十五日に一般質問をしましてから、ほぼ三カ月、議員が問題を共有をしてきまして、新しい局面に入ってきたと認識をいたしております。  この間、大学問題対策特別委員会十名の皆さんが、「この件は、議会の役割は何か、と問いかけられているのだ」という明確な認識をお持ちになり、資料を収集して調査に当たる、相手方の状況を把握する、また当局を呼んで再質疑を取り組む、学習や意見交換を重ねつつ、適切な折に議長にお願いをして全員協議会を開催し、議員全体で問題の状況を共有するなど、作業を積み重ねてこられました。このたびの経過、双方の合意事項、いつ、どこで、だれがどのように発言し、どのような動きがあったのか、明確に精査をされました。  これらを受けて、本議会開会日の九月七日、大学問題対策特別委員長報告がなされたわけであります。極めて明確、公正、しっかりとした組み立ての報告でありました。本郷が虚偽の情報をもって議会を騒がせたのではないことが、明らかになりました。委員長、副委員長以下、委員各位と、特別委員会に汗をかいていただこうと判断、指示をされました議長、副議長、議運各位に敬意を表します。  いわば一議員でしかない私の疑問が、議会の相当数の方々と同じ方向で共有するに至ったということで、先ほど申し上げましたけれども、状況は変わってきた。九月議会で申し上げたいことの骨子は、六月で既に私は申し上げております。私の考えが変わるところはないという立場で、九月議会に臨んでいるわけであります。  市長にお尋ねいたします。市が特定医療法人徳洲会と進めてこられた協議の内容、及び市が受理するはずであった先方からの大学設立趣意書は、市行政組織の一つ、大学設置推進事務局が進めてきた本市の大学構想プランの基本理念にしっかりと沿った、三者の合意であったことが確認されました。そしてそれを、理由にならない理由を披瀝されまして破棄をされているわけであります。  このたびの六月、七月、八月、九月の一連の経過を踏まえた新しいステップに当たって、とりわけ当局、議会との関係で、首長として今お考えになっていることは何か、お伺いをいたします。  以下、自席より続けます。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) (登壇)本郷議員の御質問にお答えをいたします。  一連の動きの中で、市長として何を感じているかということでございますけれども、私は、開かれた市政というものを目指すために情報公開は必要だということを議会の皆様からも何度も指摘をいただいておりますし、また私自身もそう考えております。ですから、皆様の御質問にはすべてお答えしようというつもりで、今まで対応してまいりました。ただ、個人の名称でありますとか、守秘義務の関係で話せないことも、一部といいますか、ニュースソースのお名前については、これは明らかにすることはできませんけれども、そのほかのことにつきましては、すべてお話をしてきました。  そういった形で今後もですね、御質問があることについては精いっぱいお答えしていきたい。先日もお答えいたしましたが、議会には調査権がございまして、私どもにはそれに誠実にお答えをしていくという義務があるというふうに思っておりますので、皆様の疑念にはしっかりとお答えをしていきたいというふうに思っております。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。 ○(本郷貞雄君) 市長、ありがとうございました。  今後も、しっかりと尋ねられたことについては明らかにしていくし、これからもそういうふうに答えていくつもりだと、まあ総論ですね。総論としては、そのとおりだと思います。  三カ月が経過しまして、自治体トップの判断の重みがどれほど大きいことか、行政行為の重みとはどうかと、議員と首長の果たす役割は、また一面で違いますから、市長は市長のお立場で、随分御心労があったんだろうというふうに思いますけれども、少なくとも六月に引き続いて、しかも今議会はたくさんの方が大学問題について質問をしている割には、市長、総論をお述べになって、あまり深みといいますか、進展をしたものを感じない。  私は特別委員会の進行とともに、議員各位と一緒に考え、問い直しをしてきました。しかし、どうしても解せないんですね。うなずけない、腑に落ちない、そういう思いをずっと持っております。  事務局は、しっかりと市長に適宜報告をしながら、推移を固めてこられたわけです。そして相手方と、もう一つ客観的な立場を持つ専門機関たるコンサルタントと三者で合意できた内容を、ある日お呼びになって破棄をしますと、そう告知というか、市長の気持ちを伝えられた。しかし、明らかになった状況から見ますと、相手方と都城市がお互いが少しずつ、しかし急速にわかり合って、持ち場分担を確認をしながら、大学設立趣意書ができたわけですね。五月十九日に合意をして、五月二十六日に東京本部事務局長が見える。そして六月九日、六月議会の初日、協定の眼目について調印をし、議会に報告をし、報道にも発表をする。これは特別委員会は調印日であるというふうに認定をしております。  また、相手方との交渉を努力をされた内容も、私は六月申し上げました。都城の身の丈に合って、よくできているというふうに申し上げました。特別委員会も最高の評価を与えているんですね。  市長、情報の公開その他、個人名は伏せて全部申し上げたということですが、議会で総体的にいろいろな議員にお答えになられたその実習の受入れ、卒業生の就職の確保、地域と地域産業との融和、自由民主党と自由連合、日本医師会と徳洲会とか四団体とか、やっぱり市民の目線に立つと、理由になっていない。なるほどそうかというふうに、私たちは思えないんですね。特別委員会もそのように申されたし、私もそう思う。  これまでの経過で、三者がそれぞれ努力してきたことが、一方的にやめにしますというふうに市長がるるおっしゃってらっしゃる根拠は、市長、今もって議会や市民の同意や納得を得ていないんですよ。六月議会で私の質問に冒頭市長がお答えになった、詳細は言えないとか、相手に不利益を与えるので差し控えたいとか、誤解が生じたので残念だとか、私は今三カ月たちましてね、市長は、たかをくくっておられたのかなあと、そんなふうにも思えるんですね。  市長、もう一度お尋ねします。市長が破棄を伝えられた判断と理由、これはさっき言いましたように理由にならない理由ではなく、普通の市民が理解できる目線と言葉で、やっぱり説明する責任があるんですよ。私たちは納得していない。自由民主党と自由連合、医師会と徳洲会、過去に確執や対立がいろいろあったということでありますけれども、今はものすごい勢いで政治の状況も変わってきているわけでしょう。市長はニュースソースの相手を言っただけで理由は言ってないですよ。個人名だけ言わないだけであって、説明はしているというふうにおっしゃいます。それは怨念ですか、怨嗟、遺恨ですか。私が申し上げたのは確執、対立ということの中身ですよ。それとも政治的、社会的なものの考え方、イデオロギーの対立の部分なのか、何もおっしゃらない。「リスクが排除されない可能性がゼロではないが排除されない限り難しい」と、同僚議員への答弁で言ってらっしゃるんですが、私は、具体的なことは何も言っておられないというふうに思うんですね。こういう表現ではいけないっていうふうに思います。市長、いかがでしょうか ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) お答えをいたします。  その判断の理由につきましては、再三申し上げておりますとおり、医師会と徳洲会、あるいは自民党と自由連合、こういったところの対立というものが今回の大学を推進していく上で、いろんな足かせになってくるということが予想される。具体例として挙げましたのは、例えば実習を地元の医療機関で受け入れていただけるか、あるいは卒業生の就職先として地元に就職ができるのか、もちろん徳洲会は全国に病院を展開されておられまして、たくさんの施設を持っていらっしゃいますから、徳洲会病院には恐らくすべて収容できるといいますか、卒業後の就職はできると思います。しかしながら、それであるならば徳洲会のためだけの養成機関になってしまうということもありますし、まずは私どもは公私協力方式で大学を設置するわけですから、やはり、全員が全員とは言いませんが、部分的にでも地元に人材を輩出していくような、そういう教育機関でなければいけないのではないかというふうに私は考えております。そういったリスクをなかなか排除できないということが、今回の判断の理由であるというふうに述べさせていただいております。 ○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。 ○(本郷貞雄君) 納得のいく説明には相変わらずなっていないんですね。対立がよしんばあるにしても、地方自治体の首長が大学をつくりますよと意思表示をしないで、過去何年、二十年前か二十五年前か十五年前か知りませんけども、引きずっている対立にリスクを感じるから、足かせが予想されるから足を踏み出さないと。そんなことでは理由にならないですよ。首長が断固としてやるということの中で、活動や運動の推進のエネルギーが高まってくるわけですから、依然としてよくわからない。繰り返しますけれども、市が受け取るはずであった大学設立趣意書は、委員長報告で、本市が求めている大学の要件と合致しており、本市が望んでいた薬学部の設置も受け入れられ、評価できる内容だと、そういうふうに十名の委員の皆さんはみなしているんですね。  私は早くから資料を入手しておりましたから、そう思っておりましたけれども、市が求める公私協力方式をしっかりと踏まえている。そして、それは市の大学構想プランを提示なさって、その考えを十分相手方が取り入れてつくられているわけですから、それにこの徳洲会が過去何十年か打たれ打たれしながら、医療の中でしっかりと仕事をしてきたそういう理念の延長線上に、開学した後は年次ごとに大学院構想も持つ、国際学術交流もやる、国際的な分校も設置する、産学官連携のこの地域の諸産業ともドッキングする、そして経済波及効果もある、そういう上々のやる気を示していて、都城市はそれを認めたわけですよ。  なかなか市長もいろんなふうにお考えでいらっしゃるんでしょうけども、態度をなかなか改められない。きょう、きのうと同僚議員がそれぞれの表現で市長に迫っているわけですね。そして医師会と協議をするということが、きょうも報道に大きく出た。私たちは医師会の意見を聞くということは別に求められていないんですね、特別委員会は。白紙で断られた状況までの経緯をしっかりと精査して、それが首長の正しい判断だったのかということをレポートなさったんです。市長は、その後三カ月たって医師会の皆さんに聞いてごらんなさいよという言い方をされますけど、それはちょっと少しお門が違う、土俵が違う。  私は改めて市長に強く求めるんですが、特定医療法人徳洲会をお訪ねになって、非礼をわびる、率直に議会から厳しくおしかりを受けたと、市民を代表する機関の代表たる機関からさまざまな声があったと、そういう立場でおわびなり釈明なり表敬なり、そういうことを先にすべきですよ。それをしないで何の交渉もあり得ない。そして、少し冷却期間を置いて、再協議をさせていただけないだろうかと、議会では強くそのことを求められたと、事務局長を先導にされて、市長が公務で上京され、できたら議長、委員長も同行をしていただいたらいいんじゃないでしょうか。議長も委員長も会っておられる。事務局長、事務局の皆さんも再三再四、五回、六回、七回、東京に行っておられる。市長だけがきちっとした目的を持った訪問、お伺いをしていないんですよ。市長がお訪ねにならない大学誘致などは、やっぱり、だめですね。  延岡市の九保大で桜井市長は、三回、四回、五回、高梁学園をお訪ねになって、自治体の誠意を見せておられる。そこから気持ちが解けてきた。  私は、市長が、あなたに求められてる今の役割というのは、相手方にしっかりとお会いになって、そしてそういう気持ちをお伝えになる。午前中、同僚議員の質問に出ました、市長が忙しかったら助役が行くべきでしょうがと。市長が行くべきですよ。断るにしても市長が行って、断らなければならない内容です。ですから、市長を支えるこの非常にいろんな方が周辺にいらっしゃっると思います。そういう御意見をいただいていると思いますけども、私は、都城市を支えてこられた有識者、市の発展を本当に憂慮しておられる方たちの考えや助言も私はお求めになった上で、そうしていただきたい。いつなさいますか、それを。  市長は協定について、そういうふうな段階ではなかったというふうに逃げられますけれども、客観的に六月九日は協定眼目の調印なんですよ。我々は市長からそのことをお話をいただく、そういうレベルなんですね。五月二十六日、東京から大学設立趣意書を事務局長がお持ちになるその前の日の夕方、三十分ほどでやめるというふうに伝えているんですね。こんなことは役所の仕事ではない。子供のいたずらにもならない。社会的に、非礼をされた後どうしたらいいだろうか。国家でも企業でも団体でも、言い繕ったらだめです。このことを強く求めたいんですが、いかがでありましょうか。 ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) お答えをいたします。  先ほど申し上げましたような判断基準でですね、要するにさまざまな対立があって、なかなか大学の設立運営そういったものに困難が伴うという理由でお断りを申し上げました。  今、本郷議員の御質問の中にも出てきたんですが、対立はあるにしてもという言葉や、打たれ打たれしながらという言葉が出てきました。すなわち本郷議員もですね、やはり徳洲会がいろんなところから逆風を受けながら、それでも頑張ってきたということなんですが、少なくともそういう対立が世の中に存在するということはお認めになっていただいているというふうに思います。  そういう状況が変化しない限りは今回のお話を再度進めていくということはできないというのが私の立場でございますので、そういう変化が起こらない限り、私が徳洲会を訪問するということはないというふうに考えております。  事実、今までの徳洲会以外のところの交渉においては、交渉が煮詰まってくれば訪問をしていくということはございました。そういった意味で、今後とも交渉の過程で、しかるべき時期にトップとして出向く必要が出てくれば、順次訪問をしていきたい、その労は決して惜しむつもりはないというふうに思っております。 ○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。 ○(本郷貞雄君) 市長、まあ変化しない限りということですけど、私は、その変化は南九州の中核都市たる、そして十七万都市をつくる、曽於市ができて、霧島市ができて、志布志市ができて、日置市ができて、そういう合併を見据えて十七万都市をつくる、そういう都城市の自治体の長として、そういう動きが底流としてあるから、しようがないから踏み出さないではなくって、大学を渇望する市民の総体的な声を凝集をして、あなたが先頭に立つんですよ。そこから変革が生まれるんですよ。六十万人ともいえる大学空白地帯に大学がない。この状況を、いつまでも我々は指をくわえて待っていなければならない。そして市民主体の運動で云々と言いますけど、これは行政が動かないと動かないです。  残念ですね。そういう対立、確執が何年前に醸成されたのか私は知りませんけれども、国政でも今度の大転換の政治舞台を考えてみて、私たちはドラマを見たわけですよね。どうなるんだろうかと思っておったわけですね、郵政民営化関連法案の行く末。解散を断行した。政権選択で、どっちにいくんだろうかと、途方もない政治構図が、今でき上がったわけでしょう。そして、行政改革、財政改革が一気に進んでいく。株価も上がる。若い人たちの選挙への関心も大きく実ってきた。やっぱり内閣総理大臣のああいう断固とした決断で、こういう政治状況ができてきたというふうに私は思うものですから、市長、そこは十七万都市の首長の姿勢としては、何でかなあというふうにやっぱり思いますね。  少々さかのぼったことに触れてみます。市長は昨年のこの市長選出馬の折に、届け出ビラの第一号ですね、未来を考える市民の会で、こういうふうに、いわばスタッフが書かれたのを容認していらっしゃるわけですね。「長期政権の負の遺産、解決するのは大変です」ということで、マック計画とグリーンヒルと産経大学と温泉と、四つ出していらっしゃるんです。そしてこういうふうに言ってらっしゃるんですね、「これらを変えるには新しい発想が求められる」と。多分三十五歳の新しい市長は、新しい発想でこういう難しい案件を、いわば四つに組んで汗を流される姿を市民に見せて、政治的な解決をしていくんだろうというふうに皆、見ている。ほかの案件は別にしまして、大学問題ではいきなり自由民主党と自由連合の確執、対立が出てきた。私たちの都城市でね、自由連合と自民党、私も自由民主党都城支部の幹部の一人ですよ、役員会の一人です。支部長から数えて四番目か五番目か知りませんけども。しかし政治的に自由連合との対立というようなことを感じたこともなければ、見たことも聞いたこともない。だから自治体経営の中にそういう部分の物差しを持ってくること自体が間違ってるんですよ。私は、その負の遺産、マイナスの遺産ということについて、市長、一言だけ申し上げておきますと、私は産経大跡地をマイナスの遺産とはとらえておりません。大変な宝を生み出すはず、市民の生きた公有の財産なんだと。だからこそ市当局が良縁を早くゲットして、今の言葉で言うとゲットして、絶好な相手と協定調印をしていただきたい。早くしていただきたい。逸失利益がきのうも出ましたですね。市民はたくさんの利益を失っている。  このたび私がこの漏れ聞いた、妻ケ丘校区の住民と姫城校区の住民と宮崎の方と、そして私の卒業大学のルートから相前後して私のところに入ってきた情報でありますけれども、漏れ伝わってきたこの相手は、今、評価するにベストパートナーではないんだろうかと、市長がいみじくもおっしゃっておられるわけですけど。市民の願いに沿っているのではないだろうか。少子高齢社会で、専門職を養成して、全国に散らばっていく。何割かは都城に残るでしょう。そして国際交流でアジアとのつながりができて、一挙に市民はそういう医療、保健、福祉のそういう専門的な、何といいますか、そういうものを市民がこのサポートしていただいて、一気に都城市がそういう意味ですばらしい地域社会にできていく。最高の相手ではなかったのかなあ、よくぞこういうことを努力をされた、事務局は。それが見えなくなっている。私は、ですから、市長、活用のできないマイナスの遺産などではないというふうに思っているんですね。  もう一つ。昨年ですよね、今度は届け出ビラの第二号で、市長は、こういうことを述べていらっしゃるんですね。「閉校後の周辺地域の活性化を図ることが緊急の課題だ。四年生大学の誘致にこだわらず、資格が取れ、就職に有利な専門学校や短大を含めた高等教育機関による活用を図ります」とうたっておられる。専門学校か短大という言葉で。そう言えば、学校法人都城コア学園がこの春で十八年目ですか、私もこの公私協力方式で設置されたこの学校で七年ほど講義を受け持って、ささやかでありますけれども、若い人を育てる活動にかかわってきております。学生集めが大変であります。しかし、この地域の実情はよく心得ておられる。  もう一度、この地域振興実践型の大学を公私協力方式で設置するという今度の考え方、徳洲会がこの大学空白地帯で大学をつくらせていただいて、将来にわたって貢献をしたいというふうにおっしゃった意思を、今お聞きしたようなさまざまな表現がありますけれども、それで未来永劫アウトになるというのは、私はどうしても、やっぱりもったいない。もったいないという言葉ですね。しかし、首長がなかなか自分の意見を翻さないですね。しからば、これから先、徳洲会に匹敵したり、もしくはこれに伍するような、しかもリスクを全く持たない相手、そういうものが見つかるんだろうか。事務局は同僚議員の質問では交渉相手は持っていないと。市長は何か二つか、そのぐらい持っているようだと。  そして、今議会は教育学部規制緩和の状況の中から、教育学部という線も出てきた。びっくりするんですね。今まで私たちは、都城市に望まれる専門分野というのは、保健医療健康系とするという一つの規定の仕方があったんではないのかなあって気がする。可能性の一つとして教育学部もいわば五つのうち規制緩和された設置できる学部の一つということで、あるんだという情報提供かもしれませんが、私は、それはやっぱり大学設置推進事務局がしっかりと、議員各位に平成十七年規制緩和で、こういう方向が展開されてますということをやっぱりレクチャーをされるべきですよ。混乱が生まれる。はて、都城で教育学部を新設される動きが新たに出てくるのかなあというようなことをね。  そして再来年ですか、大学全入時代に入ってきます。市長は非常に強い口調で平成十九年春はあきらめていないというふうにおっしゃいます。もう一度お聞きするんですが、議会はたった一つしか、徳洲会しかオファーを知ってないわけですから、ここを超えるようなところとうまく契約できる成算、めどはあるのか。ちまたでは、間もなく徳洲会以上のそういう話があるやもしれませんよというふうに言い触れてる人もいるように聞いてるもんですから、それはこの平成十九年春のキャンパスオープンと徳洲会程度のレベルはできる形で努力をされるんでしょうか。もう一回お尋ねします。 > ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) お答えいたします。  リスクが全くないお相手というのは、はっきり申し上げていないだろうと思っております。どのような大学でもライバル校というのがあり、あるいは学部を新設するには、この地域の中で、同じ学部でありますと引っ張り合いというのが出てきまして、必ずライバルというのはいるものであります。県内でも専門学校ができる折にはですね、必ず同じ学部を持った専門学校が集団で新設をしないでくれと知事のところに申し入れるというのが定番になっているぐらいですね、やはり今、子供、学生の奪い合いでございますので、そういう意味では、どんな大学を持ってこようとも、多少のリスクは背負っていかなければいけないというふうに思っております。  しかしながら、徳洲会が抱えるリスクは、通常の現在学校を運営していらっしゃるようなところが抱えているリスクとは、また質が違うものでございまして、そのことはやはり、なかなか、先ほど自治体の長として気合いを入れて乗り切っていけばいいじゃないかというような本郷議員のお言葉もあったんですが、なかなか一自治体で乗り越えられるほどの確執ではないというふうに、残念ながら私は判断せざるを得ないというふうに思っております。  それを超えるものを、平成十九年四月までに誘致をするのかということでございますが、これはもう本当に、誠心誠意、精いっぱい頑張っていくということを述べるしかございませんけれども、そのために一生懸命努力をしてまいりたいと思っております。 ○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。 ○(本郷貞雄君) 平成十九年春まで誠心誠意、精いっぱい頑張るということを述べるだけだと。気合いを入れた程度では、乗り切れないということですね。  なかなか大変だ。  大学設置推進事務局にお尋ねします。交渉と協議に大変尽力を尽くして、その内容は高く評価できるという特別委員会の評価ですから、それは宮仕えで仕事をされる職員の方としては、それはもう安心なさっていいと、私もそう思って、六月議会で申し上げた。しかし、その進め方で、いわば交渉事だから言えないとか、議会については一顧だにしない、最小限度の進捗状況さえ示さない、あるいは教育学部が規制緩和でこうなったというようなことすら、いわば先だっての六月議会の前に産経大キャンパスを見ましたときに、皆さん方にそういうお話もない。やっぱり、そうしますと、皆さん方の公務の仕事の進め方というのが、市民を代表している議会のみんなの気持ちとしては、やっぱり、ちょっと納得できるものではないということは、経過で十分御承知だと思いますね。我々が皆さん方の、交渉事だから言えない云々という、そういう単純なことだけで、理解はできないんだと。複数の相手とか中身は言わなくてもですね、当局の努力がわかり、市民の気持ちを代表する議員の発言でとらまえていく、市民の、議員の英知を得るということはできるはずなんですよ。できるはずです。ですから、そういう意味で市民が等しく関心を寄せているこのことが、行政の仕事を進めるに当たってね、できるだけ、一般的な言葉になりますけれども、やはりできるだけ透明性を持って、かつ開かれた形で進むように、市民の代表たる議会には他の行政部署がしておられるような、ある種のよい緊張状態を持って、情報提示なり理解を得たいというような一つのスタンスが要るんではないかと。そういう意味で、大学を誘致するという公務の中で、当局と議会との公務の進め方で、やはり明らかに改善が求められているんだということで、何かお考えがあるでしょうか。  先日、新聞に情報公開度の透明度調査で、堂々我が県は全国四十七位、全国最下位ということが示されました。調査機関が云々ということの前に、そういう指標でやっぱり示されていることで、県民も市民も、うーん、これでいいのかなというふうに思うんですね。ですから今度のいろんな経過で、推進事務局もいろいろお悩みがあったと思いますけども、報道の皆さんなんかも開かれた形でもっと努力していいんではないかというふうに伝えていらっしゃいます。御意見はどんなでしょうか。 ○議 長(藤井八十夫君) 大学設置推進事務局長。 ○大学設置推進事務局長(松尾久丸君) 私どもが大学誘致の業務をやっていく上で、議会に対して何か秘密を持ちながら仕事をしているというふうな意識を持って仕事をずっと進めたつもりはございません。ただ、業務を進めていく上で、いつの時点で皆様方にお話をすればいいのかということについては、私どもの方の判断と、また議員の皆様方の判断と、今回は若干差があったのかなというふうに思っております。  今回の徳洲会の問題につきましても、一月にお話をいただき、そして、その間本格的に東京の本部の方とお話を進めていくようになるまでに、四月二日が一つの区切りだったというふうに思っております。ただ、その間も本当に都城に大学をつくっていただけるのかどうかということについては、まだ確定をしていなかった状態でございます。その交渉の経過のいわゆる交渉中の段階でですね、皆様方にどういうふうな形で御報告をすればいいのかということについては、非常に難しい問題がございます。ですから、ある程度の形ができ上がってから、まあ今回の説明でも申し上げましたけれども、双方で大学誘致に関して基本的に合意が整い、そして正式に協議を進めていこうというふうになる、その段階で、議会の方々に、皆さん方にお話をし、そして、その交渉を進めていく内容について、いろいろとお話をしながら都城市としての立場、それから相手の方の立場、そういったものを十分協議しながら、お互いに納得した上で最終的な調印と、協定を結び、そして細かいところまで詰め、そして大学設立に向けてスタートするという、そういうふうな形に進めていこうというふうに考えております。ですから、私どもとして、確かに議会に対してですね、いつの時点で御報告を申し上げればいいのかということについて、明確な判断がされてなかったという点におきましては、議員の皆様方に、私どもは非常に秘密主義で何も申し上げずにやってきていたんじゃないのかというふうに誤解をお受けしたかもしれませんけれども、こういう交渉事につきましては、やはりある程度の段階になるまでは、議会に限らずに、他の職員に対しても、なかなか情報が公開できないという、そういう特殊な業務でございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。 ○(本郷貞雄君) 秘密主義ではなかったと、しかし、なかなかいつの時点でのタイミングとか難しかったと、そこは理解してくれということですが。  こちらが断ったんですからね、相手に振られたんじゃなくて、こっちが断ったんですから、その断った中身が大したことがないんであれば、それは何でもないんですけれど、絶好の最良のパートナーになり得るこの相手ではなかったかなあという気がするので、かなり議員各位も今回は随分と当局との関係ということで意識をされたということだと思うんですね。今後に生かしていただきたい、局長、今後にね。  首長と局長の答弁をずうっと聞いて、ふっと別のことで考えるんですけれども、時間がもう間もなくですが、その市長席にずうっと二十年座ってらっしゃった前市長の言葉ということで、今ふっと思い出して、このところ思い出しています。前市長は戦後すぐから、ずうっと市の仕事を、さまざまなポストの経歴をしながら、全力で都城市の発展に頑張ってこられた、おわかりのとおりです。助役のときと合わせますと、三十年近く議会と対峙してこられた、そういう方ですよね。その岩橋さんがよく私たち議会で言っておられた言葉にこんな言葉があるんですね。「この年になって、七十歳を越えてまだ、ああそうか、そういう面、見方もあるんだと気がつくことがあるんですよ、見えてくるんですよ。」と、「一つの見方にとらわれてはいけない、角度を変えて見ると全く違うところが見えるんです。」と、地方自治の申し子のような、戦後一筋の岩橋さんの含蓄のある言葉だと思うんですね、私は。何度もおっしゃいました。  そしてもう一つ、今度は職員との関係で、こうおっしゃいましたね。「公務を進める場合に、職員の皆さんにはこういうふうに言う。」と、「市長の顔を見て仕事をしなくて結構だ。市民の姿を見て、どうすべきか仕事をしなさいと、絶えずそういうふうに言っている。」と。まあ市長の顔というのは、市長の御機嫌ということでしょうね。市長の顔を見ないで仕事はできないわけですから。  そのことは、今そこの当局の席にお座りの皆さんはみんなもう、それこそ耳にたこができるぐらい聞かれて、いわば公務を推進してこられた。職員は市長の顔を見なくていい。市民の顔を見て仕事をしなさいと。  これもまた、議会の側から見ますと、あるべき姿として深い意味のことを考えて教えてくれるように思うんですが、一言、市長、局長、ちょっと感想をお聞かせください。 ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) お答えいたします。  大先輩である岩橋市長のお言葉で、私などその半分もまだ生きておらないわけでございまして、その思いを理解するというのは、到底理解したと言っても、したうちに入ってないというふうに思います。  しかしながら、私自身もですね、この市議会の中で議員各位からいろんな御指摘をいただきまして、新しい発想や新しい知識、そういったものをたくさんお聞かせいただくわけでございます。私自身が議会人でございましたので、私は本当に議会と執行部は車の両輪だと思っておりますし、また、毎議会ごとに皆様からいただきました提案の進捗状況をすべて管理して、実現できるものは必ず実現するようにということで、一つ一つチェックし、また予算にも反映していこうということで、努力をいたしております。  これからも、御指導御鞭撻をいただきたいというふうに思っております。 ○議 長(藤井八十夫君) 大学設置推進事務局長。 ○大学設置推進事務局長(松尾久丸君) 議員がおっしゃるように、私も前市長にずっとお仕えをして、今言われたように、市長の顔を見ずに市民の顔を見て仕事をするようにというふうに、ずっと教えられてまいりました。  市役所にずっと勤めてまいりましたけれども、これまでその言われたことを守って、私は仕事をしてきたつもりでおります。これからもまた、そのようなつもりで仕事をしていきたいと思っております。 ○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。 ○(本郷貞雄君) はい、ありがとうございました。  まあ、前市長の哲学ということでいいますと、議会人も随分といろいろ勉強をさせていただいたという部分があるもんですから、ぜひそういう考えを踏まえて、公務に当たっていただきたいと、市長もどうかよろしくお願いしたいというふうに思います。  時間が十分少々ですけれども、大きな政治家にこれから長峯市長には成長していただかなきゃならない。ですから、こういうことを言わなきゃいけないのがちょっと残念なんですけども、別の角度からもう一点ですね。  私は今回の判断というのは、不正な行為ということまではいかないんだけれども、明らかに行政行為上の疑惑を含んでるというふうに思うんですね。疑惑というのは、行政不信につながることなんですね。理由はいっぱいおっしゃっていらっしゃるんですけども、もうよく言ってわからない。代表機関の私は、不適切な行為、判断ではないかというふうに考えてます。そういう立場です。ですから、適切なリーダーシップが発揮されたとは思わないし、ましてですよ、外部に対して自治体を代表する者が、議会の皆さんが出向いて交渉される相手方にお聞きしてみると、「市長答弁は、要領を得ていないですね。」と、「議事録の答弁も全部うそでしょうね。」と言われている。「市長の答弁を聞いたら腹が立つことばかりですよ、うちは。」と、「市民のことを全く考えてない。まあ、なんちゅうとこやと思いますね。」と。正直そういうふうに相手方が述べられているんですよ。  私はね、事務吏員が数カ月、半年もかけて、交渉をまとめてきた成果が、市長が短時日につかんだ情報、判断で、いきなりものの三十分で断ってきなさいとお使いに出される。東京に行かれた三人は直立不動で、理由は説明できないんですというふうに謝っていらっしゃるわけでしょう。謝らなければならないのは、判断を下した市長だと思うんですよ、やっぱり。これは同僚議員も言っておられる。そういう自治体の仕事ってやっぱりないと思いますよ。ない。そんなことはあってはならない、また。  庁議も、機能していないことが明らかになってきた。長く勤めておられる幹部、部長の識見を個別に得た様子もないようだ。ものの道理を心得た都城を愛する市OBもしくは先輩諸公の意見は求められたのかなあ。大いに頼りにしてお迎えになった助役は、意見を挟まれなかったのかなあというふうに思っておりましたが、午前中の同僚議員で、若干の程度、助役の役割がわかりました。結果的には相手に礼を失しているんですよ。およそ首長の行政上の不適切行為と認識する立場で、当然、判断の後には結果が待っています。行政行為でありますから、結果責任が問われます。  六月議会では、私の問いに対して、「重大な判断ミスがあって、もし大学を誘致する貴重な機会を逸したということであれば、それは責任を感じざるを得ません。」と答えておられる。そういうふうに答えておられる。  改めてお尋ねしますが、どういう責任ですか。首長の結果責任、政治責任について、もし、この件で徳洲会を超えるオファーとめぐり合えず、いたずらにときが流れると。そういう状況になるやもしれない。あるいは、逆転勝利があるのかもしれない、市長が二つ持っていらっしゃると言うから。  しかし、現時点では、どういうお気持ちを固めていらっしゃるのか、首長の結果責任、政治責任について、再度答弁をお願いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) お答えをいたしたいと思います。  私の判断の理由というのは、再三申し上げていますとおり、現実に存在する対立関係、これが解消されない限り、徳洲会と一緒に公私協力方式の大学を運営していくのは困難だということであります。これについてですね、現実にその対立は解消を既にされているとか、今後される確証があるということが出てくれば、私は再考の余地はあるんだということを申し上げております。しかし、現時点でその対立関係は存在しないということはですね、どなたも申し上げておりませんし、また事実としてもないと私は思います。  ですから、私がその時点で判断の根拠にしたことについてはですね、間違っていない。これは変わりないというふうに思っております。 ○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。 ○(本郷貞雄君)今議会はたくさんの議員が、大学問題に関してお尋ねをしています。私はちょうど中間の四番目です。  今回の件は、当局の行政事務の進め方、当局と議会との関係、市民との関係、さまざまなことを投げかけていますし、委員会に所属された方は付託された職務上で一生懸命努力された。そして、疑問を感じておられる方たちは、最重要である行政課題の進め方について、市民への説明のあり方、当局と議員のかかわり方で、深刻に受けとめられたから、発言をされているんだろうというふうに思います。  私は先刻、市長、申し上げましたように、代表機関、執行機関の長たる市長の不適切行為ではないかというふうに申し上げました。対立と確執については、それは解消されるというふうには今は言えないと、その時点で判断は間違っていないということですけども、先ほど、相手方の皆さんが、市長がお見えにならないことについての、そういう何といいますか、「何ということですか。何という都市の経営ですか。」ということを言ってらっしゃる。だから謝罪に行くべきではないですか、表敬訪問をされていいんじゃないですかと言っているわけですね。  自治体経営のトップにいる市長が、重要施策の展開に当たって、かじ取りを誤り、自治体がリスクマネージメントを持つ領域に入ってきてるんではないかというふうに私は理解するんですよ。リスクマネージメント、危機管理であります。首長に課せられたリスクマネージメントを、庁内、全庁的にどう対応するかということだと思うんです。対外的な評価の問題、契約破棄に対する行政不信。  首長と議会は、先だって、八月十八日の特別委員会で私は申し上げましたけれども、市長が出席されましたが、市長と議員はそれぞれの住民から直接選ばれてきておりまして、関係は対等なんですね。それゆえに、いい意味の緊張感を保ちながら、互いの立場で協力し合って、地方行政に当たる責任を有している。子供たちには、議会が都城市の考え方を決めるのですよ、というふうに皆さん方は教えていらっしゃるわけでしょう。  ですから、首長に対して監視機能を持つのは言うに及ばず、住民の関心を喚起して、住民の参加や理解を得て進めなければならないという議会特有の役割があるわけです。おわかりのとおりであります。再度、議会全体の動向、今まで四人発言をされて、この後四人発言が続きます。議会全体の動向をおもんぱかった判断を、再度市長に求めたいと思います。 ○議 長(藤井八十夫君) 市長。 ○市 長(長峯 誠君) お答えを申し上げたいと存じます。
     やはり、どんな選択をとるにも、必ずリスクがつきまとうものというふうに考えております。そういう意味で、今回徳洲会と一緒に公私協力方式を進めていくというものに伴うリスク、そして今回これを断念するというものに伴うリスク、そのリスクを比較考慮をした上で、私はどちらが市民のためになるかという観点から判断をさせていただいたつもりであります。市民の皆さんが大学を誘致してほしいということを渇望している、それは十分承知しておりますし、何よりも私が一番それを望んでおります。  しかし、先ほども申し上げましたとおり、今回二回目です。また次来た大学が十年ぐらいでだめになってしまったり、あるいはいろんなトラブルでなかなか設立にもこぎつけられない、そういったリスクを冒すわけにはいきません、市の財産を提供して進めていくわけですから。ですから、早く来てくれれば、どこでもいいというふうな考え方では取り組めない。むしろ、前回産経大を誘致したときよりも、ハードルは高くなっているというふうに感じております。  そういう中ではございますけれども、市民の皆さんの熱望を実現するために、精いっぱい努力をしていきたいと思っております。 ○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。 ○(本郷貞雄君) 新しい展開を待望してやみません。できるだけ、当局と議会、市民が連携をして、実現をしていただきたいというふうに思います。市民が待ち望んでいる行政課題だということは、市長も十分御認識のとおりです。本市が大きく発展するように、努力をいただきたいと思います。  通告をしておりました三つについては、大変恐縮です。十二月にお願いしたいと思います。  以上で私の質問を終わります。 ○議 長(藤井八十夫君) 以上で、本郷貞雄議員の発言を終わります。  十分程度休憩いたします。 =休憩 十五時 一分= =開議 十五時十二分= ○議 長(藤井八十夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、杉村義秀議員の発言を許します。 ○(杉村義秀君) (登壇)ニートに対する、いわゆる若者に対する都城市の対策について、あわせて若者自立支援対策として市の対応はどのようにされているのか、お伺いをいたします。  まず、耳慣れない、このニートについて説明をいたします。  ニートとは、NotinEmployment,EducationorTrainingの頭文字をとったもので、無職の人、無業者という意味でありまして、学校に行っているわけではなく、仕事につかず、職業訓練にも参加をしない若者を指すもので、ニートは十五歳から三十四歳までで、約六十三万人いると言われております。イギリスの労働政策において用いられる言葉でありまして、近年国内でもこのような若者の増加傾向が指摘をされており、問題視されているところでありますが、これについては昔と違い、家庭が、親が裕福になり、子供がふらふらしていても住むところや食べ物に困らないから、働かないで怠けているのだ、一応は働いているフリーターより悪いといった強い批判の声が見受けられますが、実は単に甘えているのだけではなく、この問題は奥が深く、フォーラムや専門家にすると大変単純なことではないということであるようであります。  これも四種類に分類されているようでありますが、一つは、ヤンキー型、反社会的で享楽的。「今が楽しければいい」というタイプ。二つ目は、引きこもり型、社会との関係を築けず、こもってしまうタイプ。三つ目は、立ちすくみ型、就職を前に考え込んでしまい、行き詰ってしまうタイプ。四つ目が、つまずき型、一たんは就職をしたものの早々にやめ、自信を喪失したタイプですね。  この四つがあるようでありますが、一番のヤンキー型ニートは、日本では非常に少なく、ほかの三種の者が多いとされているようであります。  よく働かない若者たちと表現されるようでありますけれども、働けない若者たちとの表現の方が、ニートの状況をよくあらわしている表現であるようであります。  さて、日本経済は都市圏を中心に上向きに動き始めておりますが、地方の経済においては、まだまだ低迷しており、産業全体から見ると厳しい状況と言えます。最近の雇用の状況を見る限りでは、全国レベルで七月の有効求人倍率は〇・九七、完全失業率は四・四%となっており、前年同期比有効求人倍率が〇・一三ポイント、完全失業者率〇・五%改善をされております。  また、若年就労状況については、先日九月十日付の日経新聞に高校新卒者の求人と求職者数の七月末時点での厚生労働省調査が発表されており、高校求人倍率は〇・九倍となり、前年同期〇・二一ポイント改善されております。これは三年連続であり、平成十一年来の七年ぶりの高水準となっております。しかし、地域別の求人倍率には格差があり、南九州は〇・二九と低迷している状況であります。  このように、景気回復の傾向にありながらも、若年就労状況はまだまだ厳しく、定職につくことは大変な状況に変わりないことであります。正社員として採用のない若年労働者は、フリーターとして身分の保障のないまま就労している現状であります。また、フリーターはおろか就労する意欲もないニートといわれる若者たちが増えている現状は、今後の社会構成においても、大きな大変な問題となっております。  そこで、産業部長にお聞きをいたします。  宮崎県内及び都城市内の方も含めて、本年度七月末現在の新規高校卒業者を対象とした求人状況をお聞かせをいただきたいと思います。二つ目は、若年就労者など、フリーターとニートの状況をお聞かせをいただきたい。  以後は、自席にて質問いたします。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 産業部長。 ○産業部長(長谷川慈弘君) (登壇)それでは、杉村議員のニート対策についての御質問にお答えしたいと思います。  議員のおっしゃいましたように、全国の高卒の求人倍率は〇・九ということになっておりまして、三年連続で改善されているということが報道されたところでありまして、厚生労働省はその背景として、景気回復や団塊世代の退職を背景に、製造業等の採用数が増えていると見られるとして、好調の出足と言えるというふうに分析をしております。  そういう中で、宮崎県あるいは市内の高卒者の状況はどうかということのお尋ねでございますけれども、まず、お断りしておきますけれども、市内の県立の高卒者の状況につきましては、県の方でこういった統計につきましては一括してとっておりますので、市独自で調査をやっていないことを、まずお断りしておきたいと思います。県内企業だけの情報でございますけれども、求人状況につきましては、八百十九人でございまして、昨年の同期から比べますと、七百五十五人でございますので、約八・五%の増加をいたしております。それからまた、全就職希望者三千五百八十一人に対しまして、県内での就職希望者は二千百二十二人と全体の約六〇%を占めておりまして、県内企業求人から見ます倍率は〇・三九倍と低い状況になっております。  先ほど冒頭で申し上げましたとおり、新規高校卒業生に対します県内企業求人状況及び求人倍率につきましては、ポイントが上がっているというふうに判断できると思います。  それから、フリーター、ニートについてのお尋ねでございましたけれども、フリーター、ニートの増加は、今日大きな社会問題となっております。その定義につきましては、いろいろとあるようでありまして、先ほど議員の方でちょっと触れていただきましたけれども、身分の保障ないままの就労という形でありますが、厚生労働省の定義は正社員になりたくない人、それから内閣府の定義では正社員になれない人、といったようなさまざまな定義がございます。  また、ニートにつきましては、フリーターよりさらに深刻な存在と言われておりまして、就職する意思がなく、職業訓練もしていない者、ちょっとインターネットで調べたんですけども、いろんな定義の仕方があるようでありますが、四つの非という定義がございました。  非就職ということで、就職するに非ず、それから非求職ということで、求職するに非ず、それから非通学、通学するに非ず、そして非家事、家事をするに非ず。こういった定義をされるところもありまして、ここにニートの大きな問題があるのではないかと考えております。  そういう中で、フリーターとニートの状況はどうなのかということでございますけれども、全国レベルでフリーターは二百十三万人、それからニートが六十八万人というふうに予測されておりまして、宮崎県はフリーターが二万人、ニートが七千人、これはおおむね国の一%でございます。それから、都城市はフリーターが二千人、ニートと呼ばれる方々が七百人、これは県全体の一〇%ということになります。こういうことで予測いたしておりますけれども、具体的な調査は行っておりません。  特にニートにつきましては、社会的行動がないというのが特徴でございますために、調査ができない状況にあるということが言えるかと思います。  以上であります。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 杉村義秀議員。 ○(杉村義秀君) はい、大体、若年就労状況については理解をしたところでありますが、市内においてはまだ、先ほどの高校卒業者を対象とした求人状況というのは把握をしてないということですね。  次にですね、今若者の支援状況についてお伺いをいたしたいと思いますが、ここでフリーター、それから失業者及びニートとの相違点ですね、それから、性格とか特徴というのをちょっとお話をしてみたいなというふうに思うんですが、いわゆるフリーターや失業者とニートとの相違点ですね、これにつきましては、フリーターはアルバイトやパートタイマー、派遣等の雇用形態や雇用条件のもとに不安定ながらも生計を立てていると。また、一般に失業者とは職を失った者を指すが、正しくは失職後に就職活動をしている者を言うとあります。  それに対して、ニートは、就労に向けた教育、雇用、それから職業訓練等のいずれにも参加せず、無職を維持もしくは堅持しており、まれに堅持している者も存在するということで、なかなかちょっと難しい表現なんですが、フリーターと失業者ニートとの相違点ですね。  それから、性格、特徴については、非常にまじめで完璧主義、それから物欲、物ですね、物欲などのそういった欲がほとんどなく、無欲であるわけですね。それから人とのかかわり合いが苦手な者がニートになりやすいんだそうです。このような性格であるために、ニートには、いわゆる高学歴者の者や、専門知識に非常に詳しい者が多いとする報告もあるようであります。また、今述べましたような性格にあてはまらない者でも、学校や職場などで受けたいじめが引き金となってニートとなるものが多いというふうに報告を受けております。  そこでですね、先般、奈良県や大阪府では、若者自立支援として、合宿生活を通じて働く意欲を喚起をする事業を行っております。三カ月間で週二十時間のカリキュラムを組んで、支援しております。全員が就職できるように、一人一人の弱点を解決していくために、周りの人が背中を押してやる。そういうことで、自信をつけさせる取り組みを実施しております。これは若者自立塾と言われておりまして、平成十七年度、厚生労働省の事業であります。合宿型の共同生活型支援施設として、初年度は全国で二十カ所の設置となっておりますが、利用を希望される若者、その保護者がミスマッチなく相性の合う支援施設を見つけられるようお手伝いをする塾であります。  学童の登校拒否や、閉じこもりの老人対策にはいろいろ支援策があるようでありますが、若者のこのニート対策が遅れているというよりも、これから国や県の行政的な対策であるような気がしますが、これからの、一つは年金保障制度も含めた大きな社会問題となることは間違いありません。  そこで、産業部長にお聞きをいたします。都城市の若者自立支援対策をお聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(藤井八十夫君) 産業部長。 ○産業部長(長谷川慈弘君) 二問目にお答えしたいと思いますが、若者の自立支援ということでございますけれども、その前に、国は現在もフリーター二十万人常用雇用化プランという形で、このニート対策にも取り組んでおられますし、先の報道では、文部科学省が大学などで行われている将来の目標や職業意識を学生に持たせるためのキャリア教育を重点的に支援する方針を決め、来年度予算の概算要求に盛り込む予定だというような報道もございまして、国は若年層に対します常用雇用支援や、地域で主体的に取り組む就業支援等さまざまな施策を行っておりまして、また一方、県においても宮崎市内にヤングJOBサポートみやざきを設置されておりまして、若者を対象とした個別カウンセリング、あるいは適性診断、就職支援セミナー等を開催しております。また、県内各地への出張サービスも実施されておりまして、市も協力支援を行っているところでございます。  市では年一回、地元企業を中心とした就職説明会を毎年八月に行っておりまして、十一月開催予定のハローワークと県で主催します高等学校卒業予定者の就職面接・相談会についても、ニート対策として卒業予定者だけでなく、若年層の参加について要望しているところでございます。  また、都城地域職業訓練協会が行っております知事認定の職業訓練に対しましても、本市としましては、運営費補助を行っておりまして、訓練生の募集についても、市の広報等を通じて、支援をいたしております。  また平成十六年度には、ものづくりの技術を習得し、産業の発展を担う人材を育成するための施設として、都城市館ガエールプラザを設置をいたしておりまして、人材能力の開発など、就業支援を行っております。今後は、ハローワーク等の関係機関とさらに連携を強めて、当施設を人材育成の核として、若者自立支援を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 杉村義秀議員。 ○(杉村義秀君) 今、先ほどの答弁でも、宮崎県内に約七千人ぐらいいると、そのうちの一〇%、七百人ぐらいが都城市にこういったニートの人たちがいらっしゃるということでございます。また、宮崎市でも、県でもそういったいろんな事業があるわけですから、今後そういった事業を積極的にやっていただいて、対策をとっていただきたいなというふうに思うところでございますが、今、答弁がございましたが、八月に行われましたですかね、就職説明会の状況、これについてできましたら、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議 長(藤井八十夫君) 産業部長。 ○産業部長(長谷川慈弘君) 八月に行いました就職説明会の参加状況でございますけれども、参加者が百六十六名ございました。前年度が二百四十四名でございますので、約六八%になります。その中で、いわゆる若者と言われます二十代から三十代の方々が百十三名でございまして、昨年は百五十六名でございましたので、前年から比べますと七二%、こういう形の実績になっております。  こういった参加状況から見ましても、雇用状況は少しずつではございますけれども、明るい方向へ動き始めたということが考えられるのではないかと考えております。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 杉村義秀議員。 ○(杉村義秀君) はい、就職説明会、大変少ないですね、やはり参加者がですね、若者も百十三名ですか。やはり就職が大変厳しいと、私たちもこういう立場におりますれば、いろんな就職の関係なんかもあるわけですけども、もう少しやっぱりこう、参加者がこの就職説明会、年に一回ですか、されるわけですから、もう少しピーアールも兼ねた、もっとたくさんの人がこういう説明会においでをいただいたらなあというふうに思っておるんですが、このあたりも行政として努力をしていただきたいというふうに思います。  最後になりますけども、仕事にもつかず、学校等にも所属しない、就労活動もしない若者であるニートの出現は、社会的な要因によるとも言われておりますが、このような若者たちをですね、都城市も七百人だということですが、生まない、つくらない社会をつくるにはどのようにしたらいいのか、市の考え方をお聞かせいただきたいというふうに思います。  これからやはり、どんどん増えていくというふうに私は思うわけでありますが、そのあたりを一つお願いいたします。 ○議 長(藤井八十夫君) 産業部長。 ○産業部長(長谷川慈弘君) 先ほどの就職説明会のとらえ方でございますけれども、参加者が少ないということは、それだけ逆に好転したのかなというとらえ方もあるかと思います。逆に、増えるということは、それだけ就職口がないということのとらえ方もできるんじゃないかと思っておりますが、今後、市の考え方はどうかということでございますけれども、仕事につかず、あるいは学校等にも所属せず、就労活動もしない若者、先ほど申し上げましたけれども、そういったニートは社会的要因によるということも言われているということを先ほどおっしゃいました。  そういうことで、一般的な考え方でございますけれども、ある労働施策研究の先生は、次のようにニートを四分類化されています。先ほど議員が触れていただきました。まず、ヤンキー型、それからひきこもり型、立ちすくみ型、つまずき型、内容については先ほど詳しくお述べいただいたとおりでございまして、これらの分類型に応じた支援の必要性もこの先生は求めておられます。当然、経済状況、産業構造の問題もありますけれども、まずは景気の回復によります社会的環境を安定させるとともに、若者全体でなく個人その人を支援し、人としての個人の相談支援を、国、県の施策とあわせて進めていくことが大事かというふうに考えております。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 杉村義秀議員。 ○(杉村義秀君) はい。部長と私の考え方のニュアンスかな、この就職説明会は、というふうに思ったところですが、どうもありがとうございます。  このニート問題は、世界でも今、大きく取り上げられているわけです。イギリス、スウェーデン、アメリカ、ドイツ、このような国の他国との対応の違いはあるわけですけども、「働かざる者食うべからず」という言葉がありますが、勤勉な労働こそ最高の美徳とする日本の文化、働かずに食べていこうとしているものは甘えといった先入観、またこれらの考えに基づく偏った報道と相まって、ニート、いわゆる働かずにどうしようもないすねかじりという偏見を生み、ニートを社会から除外し復帰を困難としている、このようなことがあるために、最近ではニートという単語が差別的な意味合いを持ち始めていることが、いわゆる懸念されているところであります。  この問題につきましては、社会教育分野の問題で、教育長にもお伺いをしたい問題であったわけでありますが、二十一世紀を担う若者たちが希望と夢が描ける社会構造を構築できればと考えております。そういったことで、このニート対策について質問をさせていただきました。  以上で終わります。 ○議 長(藤井八十夫君) 以上で、杉村義秀議員の発言を終わります。  十分程度休憩いたします。 =休憩 十五時三十八分= =開議 十五時四十九分= ○議 長(藤井八十夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、本田和夫議員の発言を許します。 ○(本田和夫君) (登壇)通告に基づきまして、質問いたしてまいります。  まず、公共下水道使用料を引き上げる問題について、質問いたしてまいります。  都城市の公共下水道事業は、昭和三十五年、市街地中心部より下水道建設に着手し、整備を進め、昭和四十七年、宮丸町に中央終末処理場の建設を行い、処理区域の拡大等によっての処理能力の限界のため、平成八年、吉尾町に清流館の建設を行い、都市衛生の保持、水質保全、防災など、市民全体に利益を及ぼす重要な公共事業として進めてまいりました。今回、公共下水道使用料の引き上げが都城市下水道事業受益者負担金等審議会に諮問され、答申が六月に提出され、今議会に公共下水道使用料の値上げ議案が提案されております。この値上げ案によりますと、一番多く利用している階層、月二十トン使用の家庭は五〇%と負担が重く、三十トン使用は四〇%、四十トン使用は三八%、五十トン使用は三七%の引き上げになります。また、月五百トン使用している中小業者は、年間十一万円ほどの負担増となるものであります。  ここで土木部長に質問いたします。今回の公共下水道使用料引き上げの理由は何なのか、答弁を求めます。  次に、水害対策について質問いたします。先日、台風十四号が九州・四国地方に大きなつめ跡を残していきました。気象庁によりますと、台風の中心気圧九百四十ヘクトパスカル、中心付近の最大風速四十五メートル、中心の東側三百キロメートル以内と西側二百六十キロメートル以内では、風速二十五メートル以上の暴風となっているという、実に九州がすっぽりと入ってしまう暴風域の台風だったということであります。また、この台風の特徴は、時速十キロメートルと速度が遅かったために、九州・四国地方に甚大な被害をもたらしています。県内の被害を見ていますと、人的被害が三股町や山之口町など十三人が死亡、二十一人が重軽傷を負い、住宅被害は倒損壊が二百四十五棟、床上・床下浸水は二千二百五十三棟にも上ったという報道がされておりました。  そこで総務部長にお伺いします。都城市においての人的被害、床上・床下浸水、道路冠水の状況など被害の状況をお聞きして、壇上での質問を終わります。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) (登壇)それでは、本田議員の質問にお答えしたいと思います。  まず、値上げの理由ということでございます。  それではまず、一番目に、下水道使用料の全国平均が平成十五年度末で、月額でございますが、二千七百六十七円、これは二十トンでございます。都城市は千三百三十円でございまして、この額が大きく下回っているということが、まず一点でございます。  それから二番目に、人口五万人以上の都市での使用料充当率は五八・三%でありまして、都城市は四三・三%で下回っているということでございます。  それから次に、総務省が示している下水道事業における使用料の適正化の中では、家庭用使用料の基準が二十トンでございますが、三千円に引き上げることとなっているということでございます。  それから四番目に、汚水処理に要する経費については、利用者の負担で賄うという原則から、下水道を利用されている方々に、それなりの費用負担をしていただく必要があるということでございます。  それから五番目に、使用料の改定が七年余りなされていないということでございます。  以上五つの理由から、諮問をお願いしたところでございます。  以上でございます。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 総務部長。 ○総務部長(安田良信君) (登壇)それでは、本田議員の水害対策について、特に床上・床下浸水の状況についての質問でございますが、まず、地域別に申し上げてみたいと思います。  姫城地区といたしまして、甲斐元、松元、都島、西町、下長飯、ここで床上浸水というのが、五戸でございます。床下浸水が二十四戸ということで、計の二十九戸でございます。それから、小松原地区といたしまして、志比田と宮丸ですが、床上が一戸、それから床下が十四戸、計の十五戸です。それから、五十市地区ですが、これは鷹尾一丁目、床上浸水十二戸、床下二戸、計十四戸。それから祝吉地区でございますが、下川東四丁目、床上三戸、それから床下十九戸、計の二十二戸。それから沖水地区でございますが、これは、金田町、太郎坊町、高木町、合わせまして床上浸水三戸、床下浸水二十八戸、計の三十一戸。それから、志和池地区、岩満町でございますが、床上浸水五戸、床下浸水二戸、計七戸となっております。それから、中郷地区で、豊満町でございますが、床下浸水一戸ということで、現時点で把握をいたしておりますのは、全体で床上浸水三十棟、床下浸水九十棟ということで、合計百二十棟というふうになっております。  道路関係の冠水状況については、土木部長の方で答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。  以上です。(降壇) ○議 長(藤井八十夫君) 本田和夫議員。 ○(本田和夫君) はい。公共下水道使用料の引き上げの問題から入ってまいります。
     るる、理由を言われましたけれども、結局、総務省から下水道事業における使用料の適正化、これは審議会の資料に入っておりましたが、これに基づいて引き上げたいということですね。そしてこの通達によると、結局は一トン当たり百五十円まで引き上げなさいとなっているんですけれども、審議会としては、この使用料単価を一トン当たり百三十四・一円、まあ若干低めの単価で抑えているとなっております。そして通達では、この下水道建設の元金と利子、これを利用者に負担させなさいと、そして建設費を回収しなさいという、こういうふうになって、これに基づいての、一つの理由も言われておったみたいですけれども、この建設費を負担するということについて、平成十八年度において資本費、いわゆるこの建設費の元金、この返済額と利子を使用料に上乗せしようとしているわけですね。平成十八年度においてのこの建設費の元金返済額というのが約五億円です。そしてその利子、これが約四億八千万円です。これを上乗せしたいということでありますが、この利子の中の二七・八%、これがあの利率四%以上だと、その中に八%、また八・五%以上のこの利率もあると、やはりこうしたものを、やはり使用料に転嫁させる、これは納得ができないのではないかなと、私は思います。  やはり、この公共下水道事業というのは、あくまで公共事業でありますから、公共事業であれば、やはり市民全体の利益に供するものであります。ですから、当然この建設費、そして元金や利子、こうしたものは自治体がみるべきものではないかなと、私は思います。やはり租税で賄うべきものだと、私は思います。  そして、あなた方が出されている下水道のパンフレットですね、審議会にも多分出されたと思うんですけれども、これに、「よりよい水環境をめざして 都城市の下水道」というこのパンフレットをつくっておられますが、この中に、下水道法では、「下水道工事完成後、くみ取り便所は三年以内、浄化槽は速やかに下水道に接続しなければならない」とこう記載をされております。ですから、いわゆる下水道を通したら、そのとき市民は強制的に下水道に、ある程度接続しなければならないと、この下水道法で決められているということになっております。これは下水道事業がやはり公共性の高い事業であるからこそ、法律でもこういう取り決めがされていると思います。  また、通達には、下水道使用料の適正化の考え方、これをただ参考にしてほしいと記載されていますよね。一つのこの考え方、これを示しているだけであります。ですから、そうした通達に従って、やっぱり下水道使用料を引き上げようと今しておりますが、これでは納得ができないのではないかと思います。  当然、この通達というものは、それぞれの地方自治体で、条件の違いがありますから、また、この自治体というのは政府の下請機関ではありませんので、やはり、この通達というものに従う必要性はないということは当然ではないでしょうか。  そして、仮に百歩譲って、先ほど理由の中にあった、あの受益者、いわゆる利用している人たちが負担するんだと、建設費も、このことを百歩譲って考えてみても、下水道は一部の地域しかつながっていないと。ですから、利用されている人たちにその使用料、いわゆる下水道の建設費、そういうものを負担していただこうということで、先ほどの理由にもありましたけれども、百歩譲って受益者負担を考えた場合でもですね、都城市は昭和四十七年に中央終末処理場、これを建設しておりますよね、この中央終末処理場の、いわゆるつながっているところである市内の中心市街地、ここが全部中央終末処理場にいっております。この中央終末処理場はもう三十年以上たっていますから、今まで、中心部の市街地の方々が、その建設費もいくらかずっと負担をされてきてると思うんですよね。そうすればもう三十年たっているから、その残高というのはもうほとんどないんじゃないかなと、私は思うんですよ。  そして平成八年ですかね、吉尾町に清流館、これを建設いたしました。これは中心市街地が中央処理場では、もう処理できなくなったために、その周りを、いわゆる一万城町、鷹尾、上長飯方面のを清流館に持っていき、そこで処理しようということで、平成八年に清流館を建てられております。  何年もたっていないからこの、いわゆる建設費の借金というのは、ほとんど残っていると、これを結局は利用されている、いわゆる市内の中心市街地の人たち、これと今、吉尾の清流館で処理をされている地域の人たち、それで持とうということになっているわけですよね。  そうしたら、今度は、市内の中心部の、いわゆる市街地の中心部の方々は、今まで中央処理場の建設費を負担していて、今度は、まあ極端に言ったら利用しない清流館の建設費を負担しなくてはならないと、こういうことになるのではないかなと思いますけれども、そうすれば当然、その中央処理場を利用していた方々としては納得ができないのではないかなと思いますが、部長はどのようにお考えでしょうか。お願いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) それではお答えしたいと思います。  まず、今の質問につきましては、資本費を導入するということだろうというふうに思います。  まず、中央終末処理場と清流館につきましては、当然、建設の年度が違うわけでございます。中央終末処理場は、かなり経過しているということで、この件について、清流館の方も負担するというのはおかしいんじゃないかということであります。  まあ、私どもはですね、ただいまの質問に対しましては、最終的に資本費の一部をだれが負担するかということになると思いますけれども、下水道の利用者は、どの処理場で処理をしてもらうとか、選択できないわけでありまして、これは汚水を処理をするという同じサービスを受けるわけでありますので、その負担も同じというのが公平であるというふうに思っているところでございます。  利用者全体で負担をしていただくということであります。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 本田和夫議員。 ○(本田和夫君) まあ、利用者は選択できないということですが、選択できるんですよね。中心市街地の人は、中央終末処理場に行くわけですから。そしてその周り、いわゆる鷹尾、上長飯、一万城、その周りですね、吉尾町、それは全部、清流館に行くわけですから。地域によって、分かれているんですよ。ですから中心市街地の、いわゆる市内のこの中心部の人たちは、中央終末処理場の建設費をこの三十年間、払ってきたんですよと。今度は吉尾にできたと。この吉尾は中央の人たちは使わないんですよ。その人たちが、何で吉尾の清流館の負担をしなければならないかということで、納得ができないのじゃないかなということを聞いてるんですけれども、いかがでしょうか。 ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) 今、処理区につきましては説明をいたしましたけれども、ただ基本的にはですね、受益者負担という基本があるわけでございます。当然、中央終末処理場につきましても、当初、かなりの建設費が要ったというふうに聞いておりまして、今、起債の償還とかいろいろあるわけですが、そのような形で、負担をするということでございますけれども、今私どもがお願いしているのは、資本費の全額ということじゃないわけですね。今、議員も御承知のとおり、一般会計からの繰入金というのが、この算定方式の中に入っております。御承知のとおり、七億円ぐらい一般会計から負担しているというような状況でございます。私どもは、この一〇〇%を利用料金の対象ということになりますと、当然かなりの料金になるわけですね。その辺は、国も公共事業ということで補助金をやるということで、まあ、議員の方もそれは御承知かと思います。そういう観点から、今、全国平均でかなり安いと、それから一般会計からの負担もかなり厳しくなったということもありまして、総務省だけのあれじゃないわけですね。今、理由を言いましたけど、五つありましたけど、そういう理由をもって、今回皆さん方に一部の負担をお願いをするということでいきますと、これは公平に、この区域だけと分けなくて、全体の公共事業ということでお願いをするということで私たちは認識をいたしております。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 本田和夫議員。 ○(本田和夫君) やっぱりいろいろ言われますけれども、この建設費自体を市が出していると、それでもこの建設費自体をですよ、やはり利用者が負担すると、実際全部負担したら、とてもじゃないけど払えない金額になるんですよね。当然もう市が、やはり払えないから、いくらか見ようと。ですから、その見る金額を、どんどんどんどん少なくしようということで今度の引き上げをされたわけですよね。  ですから、本当にそういう建設費を負担すると、実際には今も会計も何も清流館、中央処理場と分けてやっているのではなくて一遍にやってるわけですよね。ですから、こっちがこうだ、どうだと言っても、その経費を分けられるはずがないし、ですから、いわゆるその建設費というのは、あくまで部長が言われたように、やはり公共性の高い事業だと、そうすれば使っている人、利用している人だけではなくて、市民全体に影響があるわけですから、そういう意味でやっぱりこの建設費というのはやはり租税で、やはり負担するべきだというのが一つは私たちの考えですけれども。  また一つは、審議会の資料を見てみますと、平成十年に県の補助金が八億円ほど入ってるみたいなんですよね。ところが、平成十五年になるとこの補助金というのが、ゼロになっているみたいですけれども、今、県は全然負担してないのでしょうか。お願いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) それでは、質問にお答えしたいと思います。  これは、県の交付金ということの質問でございました。  これは、平成十二年度から五年間、平成十六年度までということで、最初は補助金という形で県からいただいておったんですけれども、平成十二年から改正がありまして、交付金に変更してきたというようなことでございます。  それによりますと、これは今、下水道建設費の積立金として、今私どもは持っておりまして、これが今言われました七千五百五十四万八千円ですかね、こういう数字でございます。これを今回ですね、財政課との調整も必要でありますけれども、何といいますか、償還にもちろん充てるわけでございますけど、そのような形で、県の交付金という形で私どもはとらえているということでございます。  年間に、平成十五年度で県の交付金が一千八百六十万九千円という数字でございます。当然、前からこれはあった制度でございまして、平成十一年までもあったということでございます。平成十一年度までは、今言いましたように補助金という形であったということでございます。今回はこれを取り崩しをしまして、償還に充てるということでございます。  詳しくは財政課の方で処理をされるということでございます。よろしくお願いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 本田和夫議員。 ○(本田和夫君) 平成十五年度も建設の積立金ということで、一千八百万円ほど入っていると、そして、その積立残高、これが七千五百五十四万八千円ほどあると。そして、今度、この分は建設費の積立金だから、取り崩していくと。ぜひ、こうした積立金、建設費に対するですね、これは建設費の関係で利用できるんだということですから、取り崩して、市民の負担を少しでも軽くするように、ぜひお願いをいたします。  次に、この値上げ案の中に、地方財政法の規定に違反しているおそれがある、その項目があるということです。やはり公共下水道事業というのは、先ほども言ったように、市全体の都市衛生の保持、水質保全、防災、河川の汚染防止など、こうした極めて重要な公共事業であります。今回引き上げの根拠の中に、維持管理費の中に、市が負担するべき市の職員の給与が含まれているということですね。市民は公共的福祉の向上や職員の給与を負担するために、所得税、市民税、固定資産税、都市計画税等を納めております。公共下水道利用している市民は、税金を納めている上に、下水道使用料による汚水処理ということで、職員の給与を負担させられるといことになります。  こうするということは、この職員に対しての、税金の二重負担ということになるのではないかと思います。こうした税金の二重取りはいけないということで、地方財政法に規定があります。地方財政法第二十七条の四に、市町村が住民にその負担を転嫁してはならない経費として、政令で定めるものについて、住民に対し、直接であると間接であるとを問わず、その負担を転嫁してはならない、こう規定されております。そして地方財政法施行令第十六条の三に、法第二十七条の四に規定する経費で、政令で定めるものは、次の各号に掲げるものとして、第一項に、市町村の職員の給与に要する経費とありますが、これは市の職員の給与を、これに対して税金以外の使用料等で住民に負担を転嫁してはならない、こういう規定になっているんではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) それでは、お答えしたいと思います。  人件費の算入については、ちょっと法令違反ではないかという御質問でございます。  人件費の算入につきましては、前回の六月議会でも私の方から岩切議員の方に説明いたしましたけど、地方財政法の第六条で下水道の処理はいたしているというようなことでございまして、この件につきましては、今、話がありました、市町村は、法令の規定に基づき当該市町村の負担に属するものとされている経費で政令で定めるものについては、住民に対し、その負担を転嫁してはならない、というふうにもちろん書いてあります。この中の、法令の規定に基づき当該市町村の負担に属するものとされている経費という部分でありますが、下水道事業につきましては、下水道法に基づいて事業を進めているわけでございます。そのようなこともありまして、下水道法には、このような、市町村が人件費を負担すべきであるという規定はないということで、私たちは認識をいたしておりまして、地方財政法第二十七条の四の適用はないというふうに私どもは認識をいたしているところでございます。  また、この会計処理につきましては、議員も御承知のとおり、これは都城市だけが例外でこのような措置をいたしているわけではないわけですね。これは全国でこういう処理をいたしているわけでございます。そのようなことも考えますと、当然私たちは、法に触れているというようには思っていないということでございます。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 本田和夫議員。 ○(本田和夫君) この規定は適用されないということでありますが、いわゆる部長が言われるのは下水道は特別会計でやっていると、だからこうした規定は当たらないのではないかと言われるんですけれども、特別会計であろうと何であろうと、市町村がやっている事業なんですよね。そうすれば当然この規定に当てはまってくると思うんですよね。ですから、よそもやっているからというのではなくてですね、明確に説明ができる形で、やっぱり説明するべきだと思うんですよね。下水道法でやっているから、特別会計でやっているから、市がいわゆるやっているのではないというような言い方をされますけれども、この下水道というのは市がやっているんですよね、当然。当然、地方財政法が絡んでくると、私は思いますけれども。  ぜひ、その辺はもう一回確認してですよ、やはり、いや違うんだと、私の言うことがですね。ちょっと、そういうやり方をやっぱり説明されるべきだと思うんですけれども。  私はこの公共下水道使用料については、やはり利用者の負担をお願いする、こうすれば維持管理費だけに負担をしてもらうということだったら、市民も納得はできると思うんですよね。そして、今の使用料収入と維持管理費を見たら、一億何がしかの黒字に、使用料が多くなっているんですよね。ですから、それを建設費とか職員の給与とか、それを含めていって、結局、使用料の負担がまた多くなるということについてですね、私は納得を市民はできないんじゃないかなと。あくまでもこの維持管理費だけの負担を、求めていくという形だったら納得できるのではないかなと、私は思うんですけれども。  また、今回の公共下水道使用料の引き上げというのは、公共下水道事業の公共性というのを根本から否定し、とにかく一般会計から少しでも繰入を減らそうということですよね。ですから、もう七年間も上げてないから、もうそろそろ上げようとしておりますが、ただ一月になると、今度は一市四町の合併がもう決まっているわけですよね。そして一市四町が合併すると、都城市とあと四町の下水道の料金体系というのは全く違うはずですよね。ですから、来年四月以降には、また全体を見直して変えていかなければならない。こうしたことがはっきりしている。なのになぜ今、この下水道使用料の値上げを出さなければならないのかというのが、私はどうも納得ができません。  こういった下水道使用料の値上げ、市民への負担を増やす、今のこの時期にですね、ぜひ、こうしたことは見直していただきたいと、要望いたしておきます。  次に、災害の問題について、お伺いいたしてまいります。  都城市においての人的被害、これは買い物中の女性が転倒し、打撲したということで報道がされておりました。ですから今回は、特に大きな台風ということで避難勧告も早めに出されたのではないかなと思う。そして、人的被害としては、最小限に、都城市管内においては食いとめることができたのではないかなと、私は思います。  この水害に対して水門の関係で見てみますと、床上浸水被害が一番多かったのが、ニシムタの南側の鷹尾一丁目、宮丸西団地の西側ですね、それと都島の一部の地域、この地域の十四棟が床上浸水被害に遭っているということです。  私は、この地域の対策を前にも取り上げましたけれども、必要だと思っております。  都城市においての水害対策として、これまで平成十一年度西町排水ポンプ車、そして十二年度には川東排水ポンプ車、そして十六年度には甲斐元ポンプ場が設置をされてまいりました。今現在は、西町排水機場が施工中で、今年度完成する予定であります。  この西町排水機場が完成すると、この西町排水ポンプ車、これが要らなくなるわけですよね。ですから、このポンプ車をニシムタの南側のこの水門に設置してほしいと、これを国土交通省の都城出張所にもこれまで要望してきて、当然、市にも要望いたしましたので、市から国土交通省にも要望を出されたと聞いております。  私は今年の七月、国土交通省の本省に、この要望を持っていってまいりました。このときは下水道関係の方から、どれぐらいの水が集まって、幾らはけていくのかというのをずっと計算していただいて、そういう資料なども一緒に持っていって、要望してまいりましたが、この本省の考えとしては、やはり現場の状況がよくわかるのは都城出張所だと、だから、そこが判断するだろうと、こう言っておりましたので、早速また帰ってきてから、この都城出張所に行ってまいりました。所長の考えでは、都城市以外の国道の一部が浸水していると、通行できなくなると。ですから、そこの状況と、都城市のそのニシムタの南側ですか、いわゆる鷹尾一丁目の二カ所の状況を、宮崎河川国道事務所の河川管理課に出していると。どちらがいいかを判断してほしいということで、出しているということでした。  そして来年の四月から設置するといいますけれども、結局設置する前に駐車場をつくったり、ため池をつくったりしなければならないんですよね。ですから、それを明けてから、一月から四月までにやりたいという話もしておりました。結局、今年いっぱいでその行き先を決めたいということになっているそうです。  ですから、土木部長も忙しいかもしれませんけれども、ぜひ、宮崎河川国道事務所のこの河川管理課にもう一度要望を出していただきますよう、よろしくお願いしたいのですが、部長の考えをお願いいたします。 ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) 御質問にお答えしたいと思います。  本当は、私どもが何回も行って要望をしていくというのが筋でありますけれども、議員さんには、今回は大変お世話になったということで、お礼を申し上げたいと思います。  私どもも、今、話がありましたとおり、高城町の石山になりますけど、国道の一部が、今回大変な浸水をしたわけでございます。その件もありまして、国土交通省としては、高城町と都城市の両方のどちらかを考えていらっしゃるというような状況でございます。  当然、私どもも、正式に今年、要望書を持って上がりました。当然、宮崎河川国道事務所の担当の方にお願いしまして、そして、都城出張所長さんにもその話はしております。これはもう、議員も御承知のとおりでございます。  今後も、そういうことで要望活動は、私どもも忙しいということではありませんので、私の仕事でしょうから、ぜひそういうことで行きたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 本田和夫議員。 ○(本田和夫君) 結局、都城出張所長さんに聞いてみれば、宮崎河川国道事務所の河川管理課が判断するということですね。ですから、要望もされていくということですから、宮崎河川国道事務所の河川管理課に、ぜひ強く要望をしていただきたいと思っております。  また、道路の冠水の対策についてでありますが、今回のこの台風では、甲斐元の十号線交差点付近や、食肉センターの前、この道路など幾つかが、浸水していると思います。冠水をしておりますが、乙房橋付近、乙房橋の道路、あそこは県道ではないかなと思うんですけれども、あそこでも道路が冠水し、そこに車両が三台突っ込んでいってですね、とまってしまったということの連絡をいただいておりますが、私も今回の台風で、下川東四丁目などがよく水につかりますから、やはり一時間おきぐらいに様子を見に行ったりしていたんですよ。そうしたら、巡回中に、川東小学校の西側道路、あそこを私もしょっちゅう通りますからね、どうなのかなといって、あそこを通るとき、水が少し冠水していたんですよね。そんなに長い距離ではありませんけれども。しょっちゅう通るから、そんなに下がっていると思わずに、ちょっと様子見に入っていったら、もうバックできなくなって、もうそのまま入っていったんですよね。ディーゼル車に乗っていたから、大丈夫だろうと思って入っていったんですけれども、やはり、ボンネットあたりまで水が上がってきて、びっくりしたんですけれども。  ですから、よく通っている道でも、そんなに道が引っ込んでいると思わない。やっぱり入っていってみれば今度はバックもできないと、前に進むしかないと。だから、多分ガソリン車だったら、とまっていたのではないかなと、私は思うんですけれども。ですから、こうした車の被害を出さないために、やはりそういう冠水した道路というのは、私は封鎖をしていくべきだと思うんですけれども、こうした市民から通報があった道路については、どのような対応をされているのか、答弁をお願いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) それではお答えいたします。  先ほど、市道の幹線道路の浸水ということで、資料が今届きましたので、お答えしたいと思います。  まず、道路の浸水箇所につきましては、これは主な道路でございますけど、志比田・乙房線、これは源野橋の北側、それから西之前通線、これは食肉センター前付近、それから給食センターの前、それから岳下橋付近、それから都島町の城山公園付近です。これはいずれも西之前通線ということでございます。それから、母智丘通線の宮丸町付近が浸水をしたところでございます。以上でございます。  それから、今の御質問でございますが、当然今回は、かなりの大雨ということもありまして、かなりの道路が浸水をしたところでございます。私が今、言ったのは主な道路でございまして、まだ、いろんな市道が冠水したところでございます。そういう道路につきましては、当然、市民の方の通報もあるわけでございますけれども、主な道路につきましては、もう前回も同じということもありまして、大体把握をいたしておりまして、今回総務部を主体にして、そういう対策をとったわけでございます。当然、現地対策班というのがうちにもありまして、主に土木部の方、水道局の方でもやってるわけですが、そういう現地対策班の方からの見回りによってある程度の大きい道路につきましては、対策が早かったということでございます。  今、言われました一部市道の件につきましては、当然、何カ所かは遅れたところがあります。その対策ということでございますが、当然、現地対策班の方でまずは把握をいたします。そしてその場所につきましては、維持管理課の職員、それからあとは今回は当然足りませんでしたので、警備会社にお願いしまして、ガードマン等にお願いをしたというようなこともあります。そして、一部足りない分につきましては、全体の職員といいますか、その辺で対応せざるを得ませんでしたので、班を新たに編成しまして、対応したということでございます。  当然、警備会社の方もそういう準備はいたしておりますので、維持管理課の方から連絡はいたしたところでありますけれども、とにかく今回はかなり多かったということもありまして、警備会社の方も相当の人数をかけましたけれども、足りなかった場所もあったということでございます。今後はそのようなことを、もう経験もありますので、今後また、さらに対策を練らないといけないというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 本田和夫議員。 ○(本田和夫君) やはり場所も多いしですね、ですから、実際担当課の方に聞いたら、もう職員も足りんわ、機材も足りんわと、何もかも足りんわと、今回の場合は、そういうような話も聞いております。そういった形では、やはり警備会社とか、そういうところなんかが機材を相当持っているそうですからね。ですからそういうとこはもう依頼して、とにかく封鎖をするという形をとっていかないと、やはり運転していて、ここまでは大丈夫だろうと思って入っていくと、もう引き下がることはできないですよね。結局ガソリン車だったら、ちょっとつかったら、もうエンジンがとまって車がパアになってしまう。そういった意味では、ぜひ警備会社とかそういうところなどにも依頼して、とにかく道路を封鎖していくと、そういう車の被害がないようにやっていくという対応をお願いいたします。  また、この食肉センターの前の封鎖を、警備会社の人がしていたんですけれども、ここのところは鎌田石油から下川東二丁目の和楽、ここまで封鎖をしておりました。私も一時間おきに通っていましたから、お疲れさんという声をかけて通っておりましたけれども、ここの人が、一人でずっと立っていたんですよね。まあ、私が見るには、昼から次の日の昼までずっと。警備会社の人に聞いたら、八時間おきで交替するというような話をしておりましたけれども、この一人で立つということはですよ、やはりこういう風の強い台風のときに、何があるかわからんと、そしてトイレにもいけないというような形で、やはり複数、片側に複数立たせるべきだと、私は思うんですけれども、そこについては部長はどのように考えておられますか。 ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) それでは、お答えしたいと思います。  まず、交通整理の人数ということでございます。  現在は私どもとしては、一人、一人、二名でですね、人数の関係もあります、それでせざるを得ないなというふうに思っておりますけれども、今回、かなりの件数といいますか通行どめをしなくてはならないところもありましたので、建設業の方々にも、次にはまたお願いをするようなこともあるのではないかなというふうに思っているところでございます。  ただ、警備会社でももういっぱいだという話もありましたので、次にはまずは二人、交代要員ができるような形が、もちろんベターでありますので、その辺は今後検討をしたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 本田和夫議員。 ○(本田和夫君) いや、部長、二人を考えていたけれども、警備会社の人数がいなかったから、一人になってしまったと。それは違うのではないですかね。一人しか頼んでいないのですよ、部長。一人で立ってほしいと、いうことでしか言っていないんですよね。これは一人というのは、本当に何かあったときが、片方の人に何かあったときが、もうどうもできないのですよね、連絡も何も。ですから必ず複数やっぱり私は、立たせるべきだと思うんですよね。ぜひその辺は、検討していただきたい。  次に、今度の災害でいろいろな人に話を聞いておりましたら、地域消防団の方からもいろいろな意見が上がっております。地域消防団の皆さんには、いつでも危険な場所に、先頭に立って活動されていることに本当に感謝を申し上げますが、現在台風が来たときなどは、河川の水門の開閉を行うために、この消防団の皆さんがあの水門にずっと張りついて頑張っていただいております。そこで、水門の状況についてお伺いしますが、管理者ごとの水門の数、またその水門に上屋、待機棟のない水門が、幾つあるのかを、答弁お願いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。 ○土木部長(堀川 渉君) それではお答えしたいと思います。  水門の個数ということでございますね。  まず、国が管理をしています水門ということでいけば、四十八カ所が国が管理をしている樋門でございます。それから、宮崎県関係が、これは大淀川の一部と萩原川、沖水川ということでございます、それから梅北川ですね、これが十八カ所あります。それから、都城市で管理をしている下水道の管理分が、七カ所ということでございます。それから、維持管理課で管理している分につきましては、四カ所ありまして、合計が七十七カ所ございます。  それから、上屋の件ですね。上屋がどれぐらいあるかということでございます。国の設置している四十八カ所のうち、設置済み箇所が三十八カ所でございます。今回ですね、今年度に国の方で一カ所、新たに設置をするということで話がありました。これは今、議員の方から話がありました、宮丸町の思案橋の樋管のことでございます。ここは、今ないということもありまして、今回、国の方で設置をするということでございます。それから、県の設置につきましては、十八カ所のうち、設置済み箇所は二カ所というふうになっております。また県につきましても、今年度に一カ所設置の予定であるということでございます。設置箇所につきましては、木之前橋右岸樋管ということでございます。これは、木之前橋の上流側の右岸のところでございます。それから、市の設置箇所が十一カ所ありますけれども、そのうち七カ所というふうになっております。  以上でございます。 ○議 長(藤井八十夫君) 本田和夫議員。 ○(本田和夫君) やはりまだ、上屋の、また待機棟のない水門が多いと。こういう今度の台風などは、特に風が強かったからですね。ましてあの水門の管理はですよ、川側と内側と、水位を見比べてから水門を調整しなければならないそうですから、ですから、のぞき込まないといけないのですよね。ですから、当然、風が強い中で雨が強い中で、作業をするということで上屋がどうしても必要だということで、ぜひ今後ですね、県とか国とか、やはり計画をしてほしいということで、ぜひ要望していただきたい。  そして下川東四丁目、ちょうど奥の方の水門ですね、川東第三樋管と。ここについては、上屋はあるんですけれども、電気がついてないと。手前の水門には電気がついていて、その五十メートル、三十メートルぐらい離れた、先の方の水門には電気がついてないと。ですから、そこでは作業するのに真っ暗やみで作業しなければならないということで、ぜひ電気を引いてほしいという要望も上がっております。また今度は時間が長かったものですから、そしてあそこは、水門の開閉をよくするものですから、連絡をよくすると。そうすれば携帯電話が、最後の方は使えなくなったと。コンセントさえついていれば、充電器を置いて充電しながら利用できるんだと。そういうことですから、電気を引いてほしいという要望。それと、川側と内側の水位を見るのにですよ、やはり今ライトがないものですから、懐中電灯で見ないといけないと。懐中電灯だと光が弱いから、のぞき込まないといけないと。で、今度の台風では、やはり突風がきて、もうぐらぐらとしてあわや落ちそうになった人もいるらしいですわ。ですから、そういう意味では、ライトですね、川側と内側と、ライトを照らせばですよ、よく確認ができるのではないかなと、思うんですけど。そういうライトもつけられないかと。そうした要望も上がっておりますので、国とか県に、ぜひ要望していただきたいと思っております。  そして、消防団の詰所についてでありますが、祝吉地区公民館の横に第四分団十五部の詰所があります。ここの待機所、この広さが六畳そこそこしかないということでありますが、団員が十四、五人いるものですから、待機する場合、狭すぎるという意見がありますが、こういった待機所について、いわゆる狭いと、市が管理する待機所はどれぐらいあるのか、わかれば答弁をお願いします。 ○議 長(藤井八十夫君) 総務部長。 ○総務部長(安田良信君) まず、訂正とお詫びを申し上げたいと思うんですが、一問目で、実は浸水箇所につきまして、沖水地区の床上浸水を三戸と申し上げましたが、四戸の間違いでございます。計が三十二戸ということで、トータルも全体の三十戸と九十戸と合計百二十戸については変わりませんので、訂正をしてお詫びをいたします。
     それでは、消防団の詰所のことですが、全部で四十八カ所が、そういった消防団の車庫、詰所というのがございます。それだけでよかったですかね。 ○議 長(藤井八十夫君) 本田和夫議員。 ○(本田和夫君) 四十八カ所あると。ほとんどが狭いんじゃないかなと、私は思うんですけれども、一つは、この祝吉地区公民館の横にある待機所、ここについてですね、やはり広げてほしいという声がありました。ただ広げるといっても、なかなか財政的にも大変でしょうけれども、この祝吉地区公民館の横にある詰所の場合、この地区公民館を利用すれば何とか解決するのではないかなと私は思うんですよ。やはり地区公民館というのは、一階には狭い部屋が幾つかある。その一カ所を消防団専用の待機所にすることも可能ではないかなと。そうすれば、お茶の一杯でも飲んで待機もできると、トイレもあるという形で、その辺はぜひ部長さんの話をよく聞いてですね、やはり相談に乗るべきではないかなと、私は思うんです。  聞くところによると、トイレのないところもかなりあるということですが、ぜひ消防団の皆さんは、やはり危険な場所で先頭に立って、活動されているわけですから、市としても、そういう活動をしやすくするための援助というのは、やはり積極的に行っていくという立場で、ぜひ頑張っていっていただきたいと思います。どうぞよろしく、お願いをいたしまして、質問を終わります。 ○議 長(藤井八十夫君) 以上で、本田和夫議員の発言を終わります。  お諮りいたします。  一般質問者があと十五名残っておりますのが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議 長(藤井八十夫君) 御異議なしと認めます。  よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。  次の本会議は、十五日の午前十時から開くことにいたします。 ◎延 会 ○議 長(藤井八十夫君) 本日はこれをもって延会いたします。 =延会 十六時四十八分=...